マツダ、シリコンスタジオと組み自動運転技術の開発を加速

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マツダは、さまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオから提供される「合成データ生成・編集ツール」を自動運転技術の開発に使用するとのことです。

マツダ、シリコンスタジオと組み自動運転技術の開発を加速

エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梶谷 眞一郎、東証グロース:証券コード3907、以下「当社」)は、マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡、代表取締役社長兼CEO:丸本 明、以下「マツダ」)に対し、自動運転技術開発のための環境認識・認知領域における深層学習アルゴリズムの検証用教師データ作成を支援すべく、MAZDA CO-PILOT CONCEPT技術開発用合成データ生成・編集ツール(以下「合成データ生成・編集ツール」)を開発・提供したことをお知らせします。

シリコンスタジオ、マツダに自動運転技術開発用合成データ生成・編集ツールを開発・提供|シリコンスタジオ株式会社のプレスリリース

シリコンスタジオ提供の「合成データ生成・編集ツール」

マツダに対して開発・提供した合成データ生成・編集ツールは、道路構造や鉄道線路などのインフラ構造物を主体とする「ベースデータ」、建物や樹木、遠景からなる「背景データ」、車両や信号、標識などの「アセットデータ」を合成し、景観データを生成するものです。

「景観データは晴、曇り、雨、雪、昼夜などの天候や時刻の変化に対応、雨の滴やワイパーでの払拭も表現することが可能」だったり、「道路標識は形状ゆがみ、錆、塗料の退色など、路面標識・区画線は全体的なかすれ、部分的なかすれなど経年劣化をパラメーターで再現」したりできます。めちゃくちゃリアルなゲームの世界に入って開発するようなものですかね。

試作車をリアルな世界で走らせることなく、机上で安全に試験(実験)が出来てしまうという理解で良いのかな? これまでも数多くの車両制御に関する特許が出願・取得されていますが、そういった発明(技術)の実用化がスピーディーに出来るようになるなら鬼に金棒ですね。

 

「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」技術試作車を人とくるまのテクノロジー展で展示
マツダは、「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」技術試作車を「人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMA」で展示しています。
マツダ・コ・パイロット・コンセプトは「ドライバー異常時対応システムの発展形」
マツダは、オフィシャルウェブサイトの「よくあるお問合せFAQ」にMAZDA CO-PILOT CONCEPT(マツダ・コ・パイロット・コンセプト)は、「ドライバー異常時対応システムの発展形」であると説明しています。
マツダ・コ・パイロット・コンセプトはここまで出来ている
マツダは、新世代運転支援技術「MAZDA CO-PILOT CONCEPT(マツダ・コ・パイロット・コンセプト)」の開発状況を三次テストコースで説明する場を設けています。