MRCCを使って定速走行をしている時に、機能のクセのようなものでヒヤッとする場面があったので共有しておきます。皆さんもお気をつけて!
MRCC作動中のヒヤリハット
動画をアップしていますが、これだけでは何が何だか分からないと思いますので、解説を…。
- MRCCで定速走行中
- 前車(トラック)を見つけて、追従走行に切り替わる
- 前車(トラック)が車線変更したので、追従走行が終わる
- ところが、新しい前車(フォレスター)を認識せずに、設定してあった速度に加速!
- 慌ててブレーキを踏む
これは、以前乗っていたレガシィでも、アクセラでも起きていて、いずれも今回と同じようなシチュエーションでした。何故か新しく登場した障害物を認識することができないんですよね。
アクセラのMRCCは、全車速対応ではないので、自分で止まる気満々ですが…全車速対応であることを意識して「止まってみよう」と思っていたところに、この事象が起きて、動画に音声は付けていませんが、元になっている動画には驚いた自分の大きな声が残っています(笑)。
『機能を過信することなかれ』ですね! 皆さんも気をつけてください。
【MAZDA】MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)|アクティブセーフティ技術(事故を未然に防止する)
新しい動画を公開
ユピテルのドライブレコーダー「Y-200」の映像をYouTubeに公開しました。一分少々のコンパクト動画になっています。
CTSを使っている時なので、車線を左右に少〜し揺れながら走っています。


コメント
そもそもがMRCCを街中で使うものなんですか?
取説には、次のように書いてありました。
アクセルペダルを踏まなくても設定した速度で定速走行ができるシステムです。
高速道路、加速/減速の繰り返しが少ない自動車道などで使用してください。
次のような場所では使用しない。思わぬ事故につながるおそれがあります。
・急なカーブ、交通量が多く車間距離が十分にとれない道路 (道路状況に合わせた走行はできません)
・急な下り坂 (エンジンブレーキが十分に効かず、セット速度を超えることがあります)
・凍結路や積雪路などのすべりやすい路面 (タイヤが空転して、車のコントロールを失うおそれがあります)
私は、交通量や信号が少なく、定速で走れる場合を選んで使っています。
今回の事象は、一般道に限らないので共有しました。
よそ見しててこのまま気づかずにいたら普通にこのフォレスターに衝突するのですか?
別の衝突予防機能が働くのでぶつかることは少ないと思います。
止まってる車に追従走行は無理(認識出来ない)なのでは?
障害物として認識するはずです。
停車車両(静止物)については、MRCCの対象外となります。 ※取説に記載有り
前方から迫る”静止物”に対しては、MRCCではなく
緊急ブレーキ(SBS)としての制御となります。(MRCCの接近警報も行わない)
つまり停車車両に対し、減速しつつ自車も停車といった動きは元からできません。
レーダーでは車両なのかガードレール等の路外物かを識別できず
また周りの環境・今後の進路(カーブが有って旋回するのか等)を考慮しないため、
減速判断を行えないからと思われます。
なお緊急ブレーキ(SBS)は、衝突速度を30km/h下げる事を目標としたもので
停車を目的としたものではありませんのでご注意下さい。
本件の場合は、ご自身でブレーキ操作する以外に止まれる保証はありませんでした。
今後運行される際は、上記制約含めご注意頂ければ幸いです。