
2026年登場予定の新型CX-5では、人気だった2.5Lターボエンジンがラインナップから無くなりました。豪州マツダは、その背景にある環境規制や今後の選択肢について説明しました。
豪州マツダ、新型CX-5にターボを載せられない理由を語る
2026年後半にオーストラリアで発売予定の新型CX-5(第3世代)には、現行モデルで人気の高かった2.5L直列4気筒ターボガソリンエンジン(170kW/420Nm)が搭載されないことが明らかになりました。
豪州マツダ代表のビンディ氏、ターボモデルを望む声が多いことは理解しているものの、新車効率基準(NVES)などの排出ガス規制により、ビジネスとして成り立たない判断に至ったと説明しました。
新型CX-5は、出力が抑えられた2.5L自然吸気エンジン(132kW/242Nm)を搭載予定で、これは欧州の「Euro 6」排出規制に対応するためです。
代替案としては、マツダが新開発した自社製ハイブリッドシステムの採用が予定されており、ターボモデルに近い走行性能が期待されているとのことです。ただし、このハイブリッドモデルの豪州導入は2027年になる見込みです。
ビンディ氏は、「ターボユーザーがすべてハイブリッドに移行するわけではないが、CX-60に搭載されている直列6気筒エンジンなど、他にも選択肢は用意されている」と述べました。
つまり、2026年型CX-5では一時的に「パンチの効いた走り」が減退するものの、マツダとしては将来的に環境性能と走行性能のバランスを両立したパワートレインを展開していく方針です。
No turbo for new CX-5, but Mazda buyers will have sporty ‘options’

2026年新型CX-5、排出ガス規制で出力低下へ
2026年後半にオーストラリア市場で登場予定の新型CX-5は、排出ガス規制への対応により、2.5Lエンジンの出力が引き下げられることが明らかになりました。

