マツダ副社長藤原氏のインタビューからMazda3とCX-30の機能に見直しがあるかもしれません。
第7世代商品群の機能見直し
「第7世代への要望を不躾に言ってみる マツダ藤原副社長インタビュー(5)」では、池田氏がマツダ副社長の藤原氏に対していつかの要望を話しています。藤原氏の口調からすると案外と短時間で見直されるかもしれません。引用は多くを省略しています。
MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)
池田氏:例えばクルコン(前車追従型クルーズコントロール)は、直前にクルマが入ってきたり、出てったりしたときの躍度(加・加速度)がちょっと高いんですよ。
藤原氏:分かりました。ありがとうございます。そこは直します。
他のレビューでもMRCCの加速・減速が急過ぎるという指摘があったと思います。ここは、見直されるようです。
CTS(クルージング&トラフィック・サポート)
池田氏:ちょっと基本が左に寄りすぎるんですよね。
藤原氏:はい、すいません。
池田氏:常時レーンキープするということではなくて、レーン逸脱の回避機能だけは、60キロ以上でもあったほうがいいんじゃないかなというふうに思ってます。
藤原氏:それは変えるつもりです。もう決めました。
レーンキープアシストについては、Mazda3が日本で発売になる前から話題になっていましたよね。「なぜ、60km/hまでなんだろう?」って。担当営業氏からも苦情があったと聞いています。軽自動車と比較されることさえありましたから、世間から「常識的な機能」に修正されることは、マーケティング面からは良いことだと思います。
マツダコネクト・ナビゲーション機能
池田氏:私が使ったケースではルート選定がちょっとおかしかったです。知っている道ならそのルートは選ばないというところへ案内しようとします。それと、あとはアルゴリズムというか、例えば「ナビを操作する」って1回コマンドを言ってから、その次に出てくる候補とかが、やたら段階を踏むんですよね。これは例えば今、スマホに慣れた人たちなら「マツダR&Dセンターに行く」みたいな命令1回でいいはずなのに(以下略)。
藤原氏:分かりました。今のは多分、競争相手をスマホと思ってないからですね。池田さんの中では競争相手がスマホなんですよ、比較の物差しが。でも、われわれ多分それって昔ながらの自動車のナビとして見ているから。
この部分は、一朝一夕には行かないでしょうし、純正ナビゲーション機能をすぐにどうこするわけにもいかないでしょう。SDカードの売れ行きから何か反応があるかもしれません。
