スバルは、2016年にフルモデルチェンジするインプレッサをイメージした「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT」を東京モーターショー2015に出展すると発表しています。
「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT」は、第44回東京モーターショー2015でワールドプレミアとなります。
MPREZA 5-DOOR CONCEPTとは
2014年5月に発表した中期経営ビジョン「際立とう2020」において、スバルの新世代モデルの第一弾として位置づける次期インプレッサのデザインをイメージした5ドアスタイルのコンセプトモデルです。
スバルらしいデザイン表現として新世代モデルへ本格採用していく「DYNAMIC(躍動感)×SOLID(塊感)」を核として、スバルデザインに欠かせないドライビングへの期待感を高めるスポーティさや先進性、安心感を高める機能価値を凝縮し、クラスを超えた価値を表現したデザインとしました。
「際立とう2020」で発表された次世代のポイントは
スバル(富士重工業)が、2014年5月に発表した新中期経営ビジョン「際立とう2020」の中で、主な取り組みの項目としてあげられているものから、より具体的な部分を取り出しました。
- 次世代プラットフォームの投入
- 「SGP、スバルグローバルプラットフォーム」と名前をつけた新しいプラットフォームを2016年から投入する
- 北米で最も厳しくなると予想される衝突案件にいち早く対応することを含めて全世界最新衝突形態に対応する
- 「インプレッサ」から「アウトバッグ」までのプラットフォーム設計構想を統一
- 車種間で共通仕様にできる範囲を大幅に拡大し、開発の大幅な効率化につなげる
- 水平対向パワーユニットを次世代化
- 直噴化やリーン燃焼などによりエンジンの正味熱効率を40%以上に高める
- 直噴ユニットの拡大展開
- 気筒停止、リーン燃焼などを採用
2016年には、プラットフォームとエンジンが、合わせて新世代に移行する一大事が起きます。
VIZIV FUTURE CONCEPTの特徴との類似
そして、同時に発表された「VIZIV FUTURE CONCEPT」の特徴を見ると、当たり前といえば当たり前ですが類似点があります。
- 次世代ダウンサイジング直噴ターボエンジン
- レヴォーグでスバルとして初採用したダウンサイジングターボをさらに進化させ、次世代型専用に全ディメンションを最適化。小型・軽量化とセグメントトップとなる正味熱効率を実現させ、スバルがこだわる走りの愉しさと燃費性能を高次元で両立しています。
主力エンジンは、自然吸気1,500ccだと思われますが、次期インプレッサのイメージを引っ張るのは、レヴォーグ以外に搭載が進まないダウンサイジングターボになるように見えます(ボンネットに穴は無いですが)。
VIZIVよりも現実的なコンセプトカーだから、こんなに扱いが小さいのでしょうか…逆のような気もしますが…。2016年後半のアメリカでのモーターショーでデビューですかね?