スバル、新型WRX STI / S4を8月25日に発表、発売しました。まさにレヴォーグセダンですが、WRXならではのこだわりのグレードになってしまっています。
まずは、諸元をおさらい
WRX S4 |
WRX S4 2.0GT-S ES |
WRX STI | WRX STI Type S |
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全長 | 4,595mm | |||
全幅 | 1,795mm | |||
全高 | 1,475mm | |||
ホイールベース | 2,650mm | |||
重量 | 1,540kg | 1,540kg | 1,480kg | 1,490kg |
燃費 | 13.2km/ℓ | 13.2km/ℓ | 9.4km/ℓ | 9.4km/ℓ |
価格 | 3,348,000円 | 3,564,000円 | 3,790,800円 | 4,114,800円 |
WRX S4 | WRX STI | |
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エンジン | FA20 | EJ20 |
排気量 | 1,998cc | 1,994cc |
最高出力 | 221kW(300PS) | 227kW(308PS) |
最大トルク | 400Nm(40.8kgfm) | 422Nm(43.0kgfm) |
燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン |
ガソリン価格が高い時代に無鉛プレミアムガソリンはキツイです。燃費も褒められるほど良いわけではないですし。スポーティーな車を乗るには、維持費を覚悟する必要がありますね。
S4のFA20エンジンにもBLUE BOXERと銘打っていますが、この性能でBLUEですか?
S4はWRXではなく、レヴォーグS4として1.6 DITをラインナップに加えたほうが、WRX STIとの住み分けやレガシィの国内での実質的後継という位置付けもわかりやすくなったのかな、と思います。
この後に出てくるインプレッサから新しいプラットフォームが採用され、現行の採用はこれが最後で完成度がとても高いと言う話です。
レスポンスの記事から気になる部分を引用します。
S4の車体の骨格は「基本的にレヴォーグと同じ」と明かす。走りの違いは「サスペンションやVDC(横滑り防止装置)の制御などをそれぞれ独自設定した」ことで、味付けしたという。
「これまでWRXというと、インプレッサの改造車モデルというようなイメージがあったが、新型WRXでは、独立した車種としてブランドを確立させていきたい。理由は、WRXのようなとんがった性能の車も裾野を広げたいという思いもある。スバルらしさというのは、水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなど構造や機能面で特徴づけられる部分も多く、そういった性能面で語られることが多い。しかし、スバルが考える『スバルらしさ』とは、ユーザーがスバルが提供する安全性、走行性能や快適性といった愉しさをどのようにとらえるかだと思っている。ボクサーサウンドをスバルらしさと評価していただいているが、あの音は不等長の排気管による脈動であり、機構の結果でしかなかった。新しいエンジンでは排気管を等長にしたためボクサーサウンドはなくなってしまった。これも、結果であり、それにはあまりこだわっていない」と答えた。
【スバル WRX S4/STI 新型発売】ボクサーサウンドがなくなったWRX…日月専務が語る「スバルらしさ」とは | レスポンス