[感想]マツダMX-30 e-SKYACTIV R-EVを試乗しました

この記事は約4分で読めます。
Ads by Google

マツダMX-30 e-SKYACTIV R-EVを試乗しました

よやくマツダMX-30 e-SKYACTIV R-EVルを試乗してきました。アスファルトが出ているドライ路面をスタッドレスタイヤでの試乗です。

マツダMX-30 e-SKYACTIV R-EVルを試乗しました

また、試乗車の写真を撮っていません。撮ろう撮ろうと思っているのですが、どうにも、タイミングを逃してしまいます。試乗したのは、オートザム札幌北店のEdition Rです。

試乗車なのに(?)バッテリーがあまり充電されていなくて、乗った時は残量25%からのスタートです。なので、ノーマルモードでも40km/hを超えるあたりからエンジンが始動して、巡航中は絶えずエンジンが回っている状態でした。あえてEVモードにしませんでした。

結論、期待外れ

さっそく、結論からです。正直言って、大いに期待外れでした。期待外れ原因は、ロータリーエンジンの「音」です。

  1. 音質が美しくありません
    壊れた洗濯機のコンプレッサーのような音のようにも感じました。
  2. 音量も大きいです
    会話のじゃまになるほどとは思いませんが、音質が良くないので、なるべく小さくして欲しいと思わせます。

これまで視聴した動画だと横浜のディーラーのものが一番それぽいです。

自分としては、なるべくロータリーエンジンを回して走りたいと思っているくらいだったので、エンジン音が車内に入ってくる事自体は肯定的です。むしろ、音質が良ければ、ずっと聞いていたいほどです。それでも、この音はそういった音とは違うと感じました。

また、音量のせいもあってか、「モータートルクに同期したサウンドを発生するシステム」からの人工音を耳にした記憶がありません。ロータリーエンジンは、ほぼ一定の回転数で回っているという話なので、スピードやトルクの変動を感知し難く、この音量はマイナスになると思います。

EVぽさ

アクセルを踏んだ直後の加速感、出足の良さはEVらしさが出ている点でもあり、乗りやすさにも繋がっています。マツダの電気自動車は、EVぽさを前面に出していない点を魅力に感じれないとネガティブに見えてしまうかも…。

重いバッテリーを床下に敷き詰めている感覚は、走っていると感じます。低重心でどっしり感がありますが、しっかり加速します。もちろん、通常は静かにです。e-GVC Plusのおかげもあるのか、コーナリングも気持ちが良いです。

四駆が無い

北海道には、試乗車が5台しかありません。試乗車の希望を出したディーラーは、本当にごくごく僅かだったようで、どうもやら四輪駆動車ではないことと、不人気車との組み合わせのが、その要因らしいです。

MX-30 EVモデルが発売されたのは、2021年1月です。それから2年経過しても四輪駆動車は発売されませんでした。日産やホンダは、テレビCMでe-POWERやe:HEVと四輪駆動の組み合わせをアピールしています。それを見ると、マツダが、まだまだこの領域に力を入れていないことが分かります(そもそも、マツダは、機能をアピールするテレビCMはほぼ無いですよね)。

おそらく、専用プラットフォームの電気自動車を発売する頃には、こうした不満は解消され、モーター主体の電動車にも四輪駆動が設定されるのではと期待はしていますが、まだ先の話なので、その点では、げんなりしています。

次に乗る車

Mazda3の次に乗る車として、e-SKYACTIV R搭載車を!と思っているのですが…気持ちが揺らいでしまいます。

音質と音量をぜひ改善して欲しいです。きれいに回っている感覚と人工音を聞き取れるくらいの音量に下げる(ん?ほとんど無音か?)ことです。こうすると、HEVへの道が拓けてくるようにも思います。より安価にe-SKYACTIV Rを普及できます。

そして、燃費と電費も要改善項目のトップにくるでしょうね。30分くらいの試乗でバッテリー残量37%まで充電できました。このときEVモードの走行可能距離は11kmだったと思います(試乗開始時点で3kmでした)。燃費の確認を失念してしまいました。

第8世代が登場する時には、Mazda3やCX-30のような車種にもe-SKYACTIV Rを搭載すると思われるので、次に乗る車はその頃に再検討ですわ。

 

[感想]マツダMX-30 EVモデルを試乗しました
今ごろになってようやくマツダの電気自動車を試乗してきました。北海道マツダでは扱っていないので、オートザムに行ってきました。
MX-30
Ads by Google
T's MEDIAをフォローする
Ads by Google

コメント

  1. 今村 潤 より:

    いつもマツダ関係の記事を楽しく拝見しています。FC3S, FD3S, RX-8を現在も乗り続けているものです。

    Rotary-EV、嬉しいニュースですよね。

    私も先日試乗してきました。その結果、私はかなりいいできだと感じました。大いに感銘を受けました。

    担当セールスの方はエンジン音を聞かせるためにChargeモードにして下さったのですが、確かにその時に聞こえるエンジン音は「発電用エンジン」の音だと思います。ロータリーに期待する温室とは違うかもしれません(エイトは9000rpmまできれいに回って、いい音を奏でますからね)。

    しかし、Normalモードで走行すると、SOCが42%以下で車速が40kmを超えてからエンジンが掛かります。またSOC関係なくアクセルをベタ踏み(キックダウンスイッチを押しても/押さなくても)するとエンジンが掛かります。これらの場合、走行音によってうまく隠れて、ほとんど音は気になりませんでした。これはよく出来ていると思いました。

    セールスの方も、Normalモード中心で試乗してもらうようにして、「エンジン音は気になりませんよ」と説明し、「キャンプで電力を使いたい時などのためにChargeモードを使います、その時はちょっとエンジン音が聞こえます」と付け加えればいいと思いました

    走りはEVらしく良好。テスラの用な子供っぽい味付けはわざと避けたのだと思いました。今までのクルマと同じように穏やかに発進し、必要であればアクセルを踏み込めばかなり速い。セミ・プレミアムを目指すマツダとしてはテスラまで馬鹿っぽくなくても「ちょっと過剰」な演出があってもいいと思いますが、まず一般の人たちが違和感なく乗れるセッティングを出してきたのではないでしょうか。

    足回りもよく、乗り心地も運動性もとてもいいと感じました。重心が低いことも走行しているように思います。

    燃費についても、1時間ほど街中〜少し郊外を試乗、結構踏んだりしましたが、その間の燃費表示が18km/L。これも想像以上(カタログデータ以上)に良好。ロータリーユーザーとしては夢のような燃費です。バッテリーSOCが高い状態から走ったので、EV走行が長かったためなのかもしれません。でも、とてもいいじゃないですか。今後は発電用REにはSPCCIを採用して、最善燃費のところを使うようにすれば、実燃費をもっと伸ばす事もできるものと期待します。

    総じて、(駆動用)ロータリーを75万キロ以上(月まで往復した程)乗り続けているロータリーフリークの私ですが、このシステムはロータリーの新しい活かし方として多いに感銘を受けました。期待以上です。

    今後、スモール群に早期に展開すべきだと思います(CX-30にはすぐにでも載せられるのではないでしょうか。Mazda3にはバッテリーの搭載で工夫が必要かもしれませんが、可能でしょう。また、Mazda2にはバッテリーをさらに減らし、モーターパワーもでチューンしてより燃費のいい(総合燃費35km/L?)Rotary-EVを期待しますし、CX-5にはパワーアップ版のシステムを載せてもいいと思います。

    そしてその先に、Iconic-SPの2ローターRotary-EVの可能性が高まるものとわくわくしています。(今後のRotary-EVシステムは、ロータリーによる駆動も併用される事があり得るものと思います)

    私は試乗して
    #RotaryEVはいいぞ! と感じました。そして購入を検討しています。もう少し明るい色(モノトーンのほうがいい)のカラーヴァリエーションが増えると嬉しいのですが。取りあえず、セラミック・メタリックで検討中です。

    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

    • 今村 潤 より:

      ↑ 長文を一気に入力したせいか、何ヶ所かワープロ誤植がありますね。失礼致しました。

      (^_^ゞ