
マツダは、ロータリーエンジンを発電機として使用するPHEVモデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」をヨーロッパで初公開しています。
マツダ、MX-30 e-SKYACTIV R-EVを欧州で初公開!ロータリーエンジン復活!!
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデル「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV(エムエックス サーティー イースカイアクティブ アールイーブイ)」を本日ブリュッセルモーターショーで初公開しました。
ブリュッセルモーターショーの様子
BEVとして使える85kmのEV走行距離

MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30の基本的な提供価値はそのままに、バッテリーEVとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッドモデルです。日常の幅広いシーンにおいてバッテリーEVとして使える85kmのEV走行距離を備え、発電によってさらなる長距離ドライブにも対応、さらに、その走行の全てをモーターで駆動します。
独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステム

新たに開発した発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの特長を活かし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載しています。そして、このコンパクトな電動駆動ユニットと、17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクを組み合わせることで、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを実現しました。
黒を基調とした「Edition R」を設定


特別仕様車「Edition R」を設定。黒基調の外板色および内装色としながら、ルーフサイドにはマツダ初の乗用車である「R360クーペ」のルーフ色を復刻したマローンルージュメタリックを差し色として採用。また、フロアマットやシートのヘッドレストには、ローターの形状を模したバッジやエンボス加工などの専用デザインを施している。


MAZDA NEWSROOMマツダ、「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を欧州で初公開|ニュースリリース
8Cロータリーエンジンの燃費はいまいち?
ここからは、英国マツダが公開している資料からです。
| MX-30 e-SKYACTIV R-EV | ||
| 外部寸法 | 全長(mm) | 4,395 |
| 全高(mm) | 1,555 | |
| 全幅(mm) | 1,795 | |
| ホイールベース(mm) | 2,655 | |
| 最低地上高(mm) | 136 | |
| フロントトレッド(mm) | 1,565 | |
| リアトレッド(mm) | 1,565 | |
| 車両重量(kg) | 1,881〜2,251 | |
| 環境性能 | EV走行距離(km) | 84.8〜108.8 |
| 燃費(km/L) | 12.6〜20.4 | |
| CO2排出量(g/km) | 21 | |
| エンジン | 排気量(cc) | 830 |
| 気筒数 | 1 | |
| 最高出力(PS/rpm) | 75/4,700 | |
| 燃料タンク容量(L) | 50 | |
| パフォーマンス | 最高出力(kW) | 125 |
| 最大トルク(Nm) | 260 | |
| バッテリー | 種類 | リチウムイオン |
| 総電力量(kWh) | 17.8 | |
バッテリーとガソリンを合わせて(?)の航続可能距離は、400マイル(640km)です。バッテリーのみで53マイルですから、ガソリンのみで347マイル(555km)でいいのかな。このあたりの計算がパットしません(汗)。
事前の想像とまったく違うスペックで本物が登場したので、もう、笑うしかないです。1ローターでしかも、830ccとは…。8Cエンジンを使ったときのWLTPコンバインド燃費は15.8km/Lなので、あまり良くないですよね。
二酸化炭素排出量は、21g/kmとさすがに少ないです。
R-EVの価格は、BEVと同等
リチウムイオンバッテリーを半分にしても、発電機の追加などで、R-EVの価格は、ほぼBEVと同じになっています(少し驚き)。
英国マツダの価格表(クリックで拡大)です。3つのグレードともまったく同じ価格設定になっています。

こういう流れだとすると、国内価格は4,510,000円から5,016,000円くらいになるのでしょうかね??? PHEVの方が補助金が少ない分、結局は高額になるんですよね…。イギリスでの発売は、今夏を予定しています。報道では、国内では年内にも…らしいです。
ロータリエンジンの普及のためにも(?)、戦略的価格設定でお買い得な価格になって欲しいです。


コメント
どのメディアも具体的な航続距離は報じていませんね。ただ、ロイターの記事では、740kmほどの見込みとあります。
マツダ自身もリリースで航続距離や燃費に触れていないのが気になります。そこが売りにはならないと思っているのでしょうか…
燃費に関しては私もやはりガッカリ感はあります。燃料タンクの容量が50Lあれば走行可能距離を10
00kmか、せめて800kmは欲を言えば欲しかったなと思います。ただ、R-EVとしてだけでは無いことを意味している可能性もあります
。レネシス16Xがベースになっていると思うのですが、この度のR-EVは8C型となっています。排出量も少しアップしている事を考えると、この8C型がベースとなった
ロータリーを駆動とする16C型2ローター車が、また水素エンジン車がスタンバイしているのではと妄想してしまいます。16Xが開発されて最初は8Aもしくは16Aとすると、8C型という事は少なくとも2回改良されているという事で、それはEV用だけではなく、内燃機関としても開発進行していた証なのではと勝手に思いました。