北米マツダは、今秋カリフォルニア州から導入するMX-30 EVモデルの価格と航続距離を発表しています。価格は$33,470から、航続距離は100マイルとなっています。
北米マツダ、MX-30 EVモデルの価格と航続距離を発表
MX-30 EVモデルの価格$33,470は、航続距離100マイルだと高すぎる?
IRVINE, Calif. (August 24, 2021) – The all-new 2022 Mazda MX-30 EV is the first step toward the brand’s commitment to electrification. Initially launching in California dealerships this fall, the battery-electric MX-30 doesn’t compromise on Mazda’s core values of developing vehicles focused around the driver.
(カリフォルニア州アーバイン(2021年8月24日)–まったく新しい2022年型マツダMX-30 EVは、ブランドの電化への取り組みへの第一歩です。今年の秋にカリフォルニアのディーラーで最初に発売されたバッテリー式MX-30は、ドライバーを中心とした車両開発というマツダのコアバリューに妥協していません。)
希望小売価格
発表された価格は、次の2つです。スタンダード仕様だと約368万円です。プレミアムプラスパッケージだと約401万円になります。
- MX-30 EV:$33,470
- MX-30 EV w/ Premium Plus package:$36,480
航続距離
100マイル(161km)しか走らないから、毎日の通勤の理想的なコンパニオンとするのは無理がない??
それにしても、欧州(約200km)や日本(256km)での航続距離よりもずいぶん短くなりましたね。これだと本当に日々の通勤やちょっとした買い物に使う車という印象がさらに強調された形だと思います。
北米マツダによるMX-30 EVモデル所有者特典
マツダは、世界最大の充電ネットワークの1つであるChargePointと提携して、MX-30の所有者に500ドルの充電クレジットを提供しています。このクレジットは、公共の充電や家庭用ChargePointレベル2充電器の購入に使用できます。
マツダは、オーナーが長期旅行に出かけたいと思っているときに、MX-30オーナー専用のプログラム「マツダMX-30エリートアクセスローンプログラム」を開始します。MX-30の所有者は、所有権の最初の3年間、マツダの他の車両を年間最大10日間体験することができます。
充電ネットワークとの提携は、電気自動車のリリースにはつきものですが、年間最大10日間のレンタル権を付与するというのは、なんとも苦肉の策ぽいです。セカンドカーではなくファーストカーとして購入・所有するユーザーへの配慮を示すことで売上増を狙うんですね。
これまでのマツダの電気自動車に対する姿勢では、急に搭載バッテリー容量を増やすわけにもいかず、自分ではめた足かせが今後の電気自動車の開発にどう影響してくるのか、不安が残ります。
EVモデルの発表なので「MX-30 PLUG-IN HYBRID EV」についての続報は無かったですね。

