マツダが、MX-30を今秋に国内導入することを発表しました。スペックや価格などはまた別の機会に発表されるようですので、その点をちょっと妄想してみます。
マツダMX-30国内仕様を妄想
搭載エンジン
e-SKY G 2.0は、今さら122PS仕様を投入するなんてことはせず、欧州で追加された150PS仕様と妄想しています。ドイツ仕様のスペックを参考にすると、
- 排気量:1,998cc
- 最高出力:110kW(150PS) / 6.000rpm
- 最大トルク:213Nm / 4.000rpm
- 圧縮比:13:1
- 燃費:4.5〜6.7L/100km(14.9〜22.2km/L)
となっています。気筒休止システムも搭載しています。
妄想価格
マイルドハイブリッド化することで、価格アップは避けられません。これもドイツ仕様を参考に妄想してみると…CX-30やMazda3のSKY-D 1.8搭載仕様に対して2,000ユーロ安い設定となっています。
国内仕様のベースとなる価格をCX-30に近いものだとして、さらに、これまでよく見られるベース、コア、トップの3グレード構成としてもそう価格表を作ってみます。
ちょうど(?)ガソリンとディーゼルの中間くらいの価格になったので、落とし所としてはいい感じではないでしょうか。それでも「X」との価格差は大きめのままですね。
グレード | エンジン | T/M | 駆動 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ベース | e-SKYACTIV G 2.0 | 6AT | FF | 264万円 |
AWD | 287万円 | |||
コア | FF | 276万円 | ||
AWD | 300万円 | |||
トップ | FF | 282万円 | ||
AWD | 306万円 |
ボディーサイズ
国内でのマイルドハイブリッド仕様車のボディーサイズは、リリースでは公表されませんでしたが、メディアの取材で明らかになっています。BEV仕様よりも全高が低くなています。
CX-3 | MX-30 | CX-30 | CX-5 | |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,275mm | 4,395mm | 4,395mm | 4,540mm |
全幅 | 1,765mm | 1,795mm | 1,795mm | 1,840mm |
全高 | 1,550mm | 1,550mm | 1,540mm | 1,705mm |
ホイールベース | 2,575mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,700mm |
最低地上高 | 160mm | – | 170mm | 210mm |
発売時期
SNSや前述のメディアの取材からすると、発売時期は、どうやら2020年10月中になりそうです。
2年点検に九州マツダに来たら100周年特別記念車を勧められました。特にお勧めはMX-30で10月に販売するとのこと。ならば10月に来ます!と心にもないことを言った気がします… pic.twitter.com/HXZWGBlOI6
— 黒ブーツ@CX3 (@Kuroboots1) August 2, 2020
レンジエクステンダー版の投入に期待大
報道では、市場投入を1年延期するとありました。2021年から2022年あたりでしょうか。その時は、「e-SKYACTIV R」と呼称されるのでしょうか。レンジエクステンダーにより航続距離が倍になるとありますから400kmくらい走れます。これを十分と評価されるか、不足と評価されるか…「結局ガソリン車だな」と評されると、なんか悔しいですわ。
それでも、マツダのロータリーエンジンが市場に復活することの意義はそれなりに大きいです。その先に駆動用も控えていますから、確実に市場投入されることを願ってます。