2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーの結果が発表されました。イヤー賞はトヨタRV4に決まりました。Mazda3は受賞を逃すも2番手の評価でした。
トヨタRAVとMazda3の得点差は108点
トヨタRAV4の受賞理由は、次の通り。
Mazda3に最高点10点を入れた審査員は16人でした。一方、トヨタRAV4には28人が最高点を入れています。
Mazda3のコメント
Mazda3に10点を入れた審査委員のコメントをいくつかピックアップすると。
岡崎 五朗氏
日本カー・オブ・ザ・イヤーにデザイン賞はない。であるならデザイン評価を本賞に含める必要があるだろう。MAZDA3の外観デザインは、カッコいいとか美しいとか個性的とか、そういった単純な感想のレベルを超え、周囲の空気感を変えてしまうほどのオーラを漂わせている。感情にこれほど強く訴えかけてくるデザインのクルマが日本から出てきたことを歓迎するとともに高く評価したい。SKYACTIV-Xも魅力的だが、1.5Lエンジンを積むエントリーグレードであっても足回りや遮音性に手抜きは一切なく、硬質感としなやかさが同居した質の高いドライブフィールを味わえる。この内容で220万円台スタートはコストパフォーマンス的にも大いに魅力的だ。小沢 コージ氏
他にない着眼点の独自エクステリアデザインが美しく、希薄燃焼エンジンが面白い。エンジンは体感的にはさほど新しいものはないが、今後のさらなる進化を信じて。独自の走りのコンセプトもユニーク。今の個性と技術がないと生き残れない時代に、この広島流物作りがどこまで通用するかが見物。いろんな方面、意味においての挑戦が感じられ、そのスピリッツをなによりも評価したい。河口 まなぶ氏
今年乗ったクルマの中で、乗った瞬間の衝撃の大きさが圧倒的であり、他に比べるものがないほどの驚きと感動を覚えた。日本のプロダクトが、ついにここまで来たのか! と思えるほどの完成度の高さと商品力の高さをマツダ3は感じさせた。だから私は「VWゴルフを超えた」と表現したほどだ。またマツダというブランドがいま、その価値を変えようとする皮切りのモデルとして、極めて象徴的な存在だといえるだけの、細部にまでおよぶ徹底した作り込みにも深く感心を覚えた。さらに新たなSKYACTIV-Xという未曾有のエンジンを完成させて市販にこぎつけたことに、まだまだ内燃機関の可能性を感じた。加えてマツダ3に端を発するスモールプラットフォームには、今後の電動化対応をしっかりと果たしていたことにも感銘を受けた。こんな具合であらゆる面で高く評価できるが、当然完璧ではない。パワーソースの決定力や足回りの硬さなど、まだ磨くべき点も散見する。しかしながら、それらを払拭して余りある魅力を持った1台が誕生したと感じたし、新たなブランド価値が生まれるだろう予感を覚えたことを評価し、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに相応しい1台と決めた。千葉 匠
ファミリーカーとしてさまざまな要素が求められるCセグメントで、ファストバックとセダンをこれだけ差異化し、どちらも従来ににないエモーショナルなデザインに仕立てたことは歴史的な快挙だと考えます。ボディの視覚的な重さが四輪に均等にかかるスタンスのよさ、無駄な要素がないシンプルさ、そしてボディサイドにS字を描く映り込みが走りの動的なクオリティを予感させ、運転すればその期待を裏切らない。デザインとエンジニアリングが同じゴールを目指した成果なのだろう。
第40回 2019 – 2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー | 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、Mazda3のものだと思っていたのに…トヨタのクルマづくりのレベルがさらに上ったためか、RAV4が持っていっちゃいました。このリベンジは、マツダCX-5後継車がきっと!
Mazda3もSKYACTIV-X搭載車がスケジュール通りに発売になり、燃費も従来エンジンより3割改善されていれば…もしかしたら、なんて思ってしまいます。
コメント
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