北米マツダが運営するマツダモータースポーツは、新型ツーリングカー「Mazda3 TCR」を発表、2020年1月のIMSAデイトナ戦でレースデビューします。
Mazda3 TCR
By retaining the striking design of the 2019 Mazda3 hatchback, the Mazda3 TCR features the latest iteration of the brand’s signature Kodo – Soul of Motion design language. Envisioned within the walls of Mazda Design America in Irvine, California, designers spent countless hours ensuring the aerodynamics of the Mazda3 TCR are compliant with all TCR regulations, and flow seamlessly with the clean lines found on the Mazda3.(2019 Mazda3ハッチバックの印象的なデザインを維持することにより、Mazda3 TCRはブランドのシグネチャーであるKodo – Soul of Motionデザイン言語の最新バージョンを備えています。カリフォルニア州アーバインのMazda Design Americaの壁の中で想定された設計者は、Mazda3 TCRの空気力学がすべてのTCR規制に準拠し、Mazda3のクリーンラインとシームレスに流れるように数え切れないほどの時間を費やしました。)
Mazda3 TCR Specifications
Mazda3 TCRを開発&サポートするLong Road Racingのホームページには、詳しいスペックが書かれています。
Engine and Transmission
- エンジン:i4 Mazda3 TCR、シングルターボ
- 出力:350 HP、トルク:490 Nm、
- RPM制限:7,000、最高速度:150 mph
- ギアボックス:SADEV 6スピードシーケンシャルw /パドルシフター
(オプション:XTRACシーケンシャルギアボックス) - エンジン管理:Magneti Morelli
- データシステムとダッシュ:Motec L180
Chassis, Suspension & Interior
- ボディ:マツダデザイン
- サスペンション:Aアーム付きのカスタム4コーナーストラット
- ダンパー:ビルシュタインコイルオーバー
(オプション-オーリンコイルオーバー) - ブレーキ:ブレンボ
- ホイール:Rays 10″ x 18″
- タイヤ:ミシュランパイロット
- 座席:SPARCO
- ペダルボックス:調整可能なティルトン
- ハンドル:MPi
駆動方式は、TCRのレギュレーションに合わせてFWDです。ボディーカラーは、ソウルレッドクリスタルメタリックではなくポリメタルグレーメタリックに見えます(プレス写真には赤い光を効果的に当てています)。履いているホイールは、VOLKRACINGのTE37シリーズですかね。
シグネチャースタイルが透けて見えるのも何かいいです(笑)。
エキゾーストが中央1本出しとは、これまた特徴なリアビューです。他のTCRマシンと比べても市販車の面影=魂動デザインを上手に残しながらもしっかりレーシングマシンに仕立てているところがかっこいいです。
日本での参戦は?
レギュレーション上は、TCR規定を採用する世界36のシリーズへの参戦が可能で、日本のレーシングチームも導入すれば、 「TCRジャパン」でも走れるはずです。TCR ジャパンでもMazda3 TCRの発表を取り上げています。いつか日本でも戦って欲しいですね。
市販車への影響は?
気になるのは、このTCRマシンが市販車に及ぼす影響です。もし、日本でもレース活動するようになれば、Mazda3ファストバックのイメージはぐっとレーシーなものになります。そして、長年期待されているハイパワーなガソリンターボエンジンを載せたMazda3とのリンクが容易になり、高性能版の登場がブランドイメージの向上になると思います。
コメント
このボディキットが出たらMazda3買いたいですね!