マツダの大型SUV「CX-90」がオーストラリアで大幅値下げ。最大7800豪ドル(約78万円)引き下げ、装備はそのままに。新たに登場したCX-70との差別化も図り、プレミアムSUV市場で再起を目指します。
豪州マツダ、CX-90を最大78万円値下げ!CX-70と差別化も
豪州マツダは、オーストラリア市場で2025年型CX-90の価格を大幅に引き下げました。エントリーモデルは74,800豪ドルから68,800豪ドルへ、上位グレードも最大7,800豪ドルの値下げとなり、従来超えていた10万豪ドルのラインを下回りました。
装備内容に変更はなく、「より優れたバリュー提供」が狙いです。CX-90は3.3L直6ターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドを採用し、BMW X5の低価格代替や、トヨタ・クルーガー、キア・ソレントの高級競合車として再ポジショニングされます。
販売面では、ナローモデルのCX-60(1,584台)とCX-80(1,283台)に対し、CX-90は2025年Q1で190台と伸び悩み。新たに発売された2列シート仕様のCX-70も83台に留まっており、大型SUV市場で存在感を高めるため今回の価格戦略に踏み切った形です。