
マツダは、オーストラリア市場で展開するCX-60の価格を大幅に引き下げ、新たに2.5Lガソリンエンジン搭載の廉価モデルを追加します。「マツダ・プレミアム」戦略の見直しが背景にあります。
マツダが「プレミアム戦略」修正へ CX-60値下げと廉価仕様追加
「マツダ・プレミアム」戦略の転換点
マツダは2018~2019年ごろから、直6エンジンや後輪駆動ベースの新プラットフォーム(ラージ商品群)を軸に「プレミアムブランド化」を進めてきました。CX-60やCX-90といった新世代SUVは、欧州ブランドと肩を並べる価格帯で登場しましたが、オーストラリア市場では期待ほどの販売には至っていません。
値下げと装備見直しで市場に対応
2023年に発売されたCX-60は、走行性能や乗り心地に対する厳しい評価に加え、5万9,800~8万7,252豪ドルという価格も販売面で障壁となっていました。これを受けてマツダは2024年5月、最大7,560豪ドルの値下げを実施。新たに導入された「Pure」グレードは5万3,990豪ドル(乗り出し価格)と、より手頃な価格でCX-60を提供するようになりました。

2.5L自然吸気ガソリンモデルを新投入へ
さらに、CX-60に新たなエンジンラインナップが加わる予定です。搭載されるのは、他のマツダ車でも採用されている138kW/250Nmを発生する2.5L自然吸気ガソリンエンジンで、価格は約4万9,000豪ドルからとなる見込みです。これは既存のPHEV、直6ガソリン、直6ディーゼルに続く第4の選択肢として投入され、市場の裾野を広げることが狙いです。
CX-80やCX-90にも影響か?
同様にラージ商品群であるCX-80やCX-90も、当初の高価格設定から見直しが進められており、CX-90では最大7,800豪ドルの値下げが4月に実施されました。CX-80への4気筒モデル導入については現時点で明言されていませんが、今後の市場動向や価格戦略次第では、同様のアプローチが取られる可能性もあります。

値下げの背景にある消費者意識と規制
マツダオーストラリアの代表であるビンディ氏は、「ここ数年、家計にかかる負担が増しており、我々は市場の実情に応じて対応している」とコメント。また、今後はオーストラリアにおけるNVES(新車の燃費・排出ガス基準)への対応によって、再び価格を引き上げる可能性もあるとしています。


コメント
直6ガソリンなんてあったっけ?
マツダの日本を含む、世界的ブランドイメージは「お手頃で、日本品質、走りもそれなり」なのだが、いきなり高価格帯に進出しても、ブランド価値が付いて行って無い。要は「企業価値戦略」を「プレミアム化」と勘違いした経営陣の失敗って事でしょ。
日本じゃない情報は必要ない!