マツダは、CX-60 PHEV車の電力変換装置や制御システムで誤判定が発生し、警告灯の点灯やフェイルセーフ動作が起きる可能性があり、また、メータ表示で誤作動が発生し、警告灯が一時的に点灯するおそれがあるとしてサービスキャンペーンを実施しています。
マツダ、CX-60 PHEV車のエンジンやモーターの動作不良など
対象となるユーザーには、販売店から、ダイレクトメール等で案内がありますので、最寄りのディーラーと相談して、修理(無料)を受けましょう。対象車両については、「リコール情報検索」から車台番号を入力して確認できます。
CX-60のサービスキャンペーンについて
サービスキャンペーン開始日
不具合の内容
- プラグインハイブリッド車の電力変換装置(インバータ)において、モータコイル温度センサの故障診断条件が不適切なため、始動時に実行する故障診断が走行中に実行し、故障として誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯およびEVシステム異常警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータの運転が停止するおそれがあります。
- プラグインハイブリッド車の電気駆動制御コンピュータとエンジン制御コンピュータにおいて、トルク異常を検知する故障診断条件が不適切なため、始動直後のRレンジからDレンジへのシフト操作や大きく踏み込んだアクセルを戻すなどの操作を行った場合のトルク変動を、異常として誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータとエンジンの運転が停止するおそれがあります。またはエンジン出力制限により加速不良となるおそれがあります。
- 7インチマルチスピードメータ仕様車のボディ・コントロール・モジュールにおいて、メータ表示を制御するプログラムが不適切なため、プッシュボタンスタートをオンした際、警告表示信号をメータに送信することがあります。そのため、メータのオープニング動作が途中で停止すると共に、一瞬マスター警告灯が点灯するおそれがあります。
対象車両
改善の内容
- 全車両、インバータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
- 全車両、電気駆動制御コンピュータとエンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
- 全車両、ボディ・コントロール・モジュールの制御プログラムを対策プログラムに修正します。