マツダは、CX-60 XDと25Sの車両組立工程の組付け作業が不適切なためパンクや操舵不能などとなる恐れがあるとしてリコールを届け出ています。
マツダ、CX-60のボルトとナットの組付け不良
対象となるユーザーには、販売店から、ダイレクトメール等で案内がありますので、最寄りのディーラーと相談して、修理(無料)を受けましょう。対象車両については、「リコール情報検索」から車台番号を入力して確認できます。
CX-60のリコールについて
リコール開始日
令和05年06月16日
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
- フロントサスペンションにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、アッパアーム・ボールジョイントとステアリングナックルを締結するボルトとナットが規定トルクで締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ステアリングナックルがボールジョイントから抜け、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがあります。
- インターミディエイトシャフトにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、ステアリングギヤに締結するボルトが規定トルクで締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ステアリングギヤからインターミディエイトシャフトが抜け、操舵不能になるおそれがあります。
- フロントABSセンサにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、ステアリングナックルにハーネスを固定するブラケットを締結するボルトが規定トルクで締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ハーネスがタイヤ等に干渉することで損傷し、ABS警告灯およびTCS/DSC表示灯が点灯し、EPB表示灯が点滅すると共に、ABS、TCS、DSCおよびEPBの作動が停止し、さらに先進安全運転支援システムも停止するおそれがあります。
その他の情報
- 不具合件数:①2件、②0件、③0件
- 事故の有無:①②③無し
- 発見の動機:①市場からの情報による、②③社内からの情報による
対象車両
改善措置の内容
- 全車両、当該ボルトとナットの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトとナットが脱落していた場合は、新品のボルトとナットを取付けます。
- 全車両、当該ボルトの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトが脱落していた場合は、新品のボルトを取付けます。
- 全車両、当該ボルトの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトが脱落していた場合は、フロントABSセンサ一式を新品と交換し、新品のボルトを取付けます。
CX-60のリコールについて|リコール・サービスキャンペーン等情報
機械的に規定トルクで締め付けるはずなのですが、どうしてなっちゃったのか。市場不具合が出て点検してみたら、他の不具合もみつけちゃった…という想像をしてしまいます。
CX-60としてのリコールは4件目ですか…そうですか。