真冬でもドライ路面での試乗ができました。試乗コースのほとんどをEVモードでの走行になってしまいました。良かったのか悪かったのか…。
マツダCX-60 PHEV Premium Sportsを試乗しました
乗ったのは、プラチナクォーツメタリックのPHEV Premium Sportsでした。タン系の内装はいかにもスポーティーです。
EVモードのメーターの写真くらい撮っておけばよかったですね。試乗の最後に一枚だけ撮ったのがPHEVのバッジです。
マツダ初のPHEVだから?
ドライバー・パーソナライゼーション・システムを体験
前回の試乗時にはスルーされた、ドライバー・パーソナライゼーション・システムを体験することができました。マツダが推奨するドライビングポジションに自動的にセットアップできるのは良いですね! ただし、推奨ポジションだとメーターがハンドルとかぶりってしまいます。それと、やっぱり背もたれが立ち上がりすぎです。自動調整のままだとADD(HUD)のポジションも見にくい位置でした。統計データより自分の座高が高いせいなのでしょう…(汗)。それと、やっぱりメーターが正対しなくて見にくいです。
自分の好みを加えて修正したドライビングポジションで走り出します…が、シフトレバーをPからDに入れただけでEPBが解除されるんですね。前回は気づきませんでした。取説を見ると、EPBの作法がMazda3とぜんぜん異なっているんですね。
せっかくなので、試乗はEVモードでスタートです。
重い、硬いはあまり気になりませんでした
走り出した時のハンドルの重さは、今回はあまり気になりませんでした。細かくアスファルトが傷ついている路面を走行したくらいではサスペンションの硬さも気になりませんでした。むしろ、車重のどっしり感がサスペンションが抑えられている感覚が強かったです。車がガタンと揺すられるような場面はありませんでしたので、そういった硬さは経験できませんでした。
さすがに静か
モーターでの走行なので、それはそれは静かですよね。スタッドレスタイヤのロードノイズが少し気になるくらいです。試乗コースのほとんどが50キロ制限だったのでアクセルをぐっと踏み込むシーンも少なくてモーターを唸らせるほどの加速は体験できません(一般道なら当然か)。
エンジンの始動に滑らかさが不足?
試乗の後半では、ノーマルモードに切り替えて走行しました。それでも、なかなかエンジンが始動しません。ずっとEVモードのままです。一度だけ信号待ちからの加速中にエンジンが始動しました。その時に機械的な振動や音がはっきり伝わってきました。自分のMazda3のようなエンジン始動を想定してだけにびっくり&がっかりしました。
その後にわざとアクセルをぐっと踏み込んでみたりしたのですが、エンジンはかからず…そして、試乗終了。ディーラーに戻ってエンジンスイッチをOFFにすると、ハンドルとシートが降車ポジションに動きました。良い!これは良い! こういうギミックは好きですし、効果もあるのがグッドです。
今回のまとめ
試乗コースの作りや一般道でもあるので、マツダ車最強スペックを味わうことはできませんでした。坂道や荒れた路面など試乗コースに工夫が必要なのかもしれません。そのせいもあってか、PHEVとしてのインパクがとても薄いです。
車重や車体サイズからしても、「EV」なら正直言って、MX-30 EVモデルの方が乗りやすかったです。
XD-HYBRIDの時も思いましたが、どうもイマイチ熟成が足りていないようです。