マツダCX-30、バルト海から北極圏まで!サステナブル燃料で1,300マイルの挑戦

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マツダCX-30、バルト海から北極圏まで!サステナブル燃料で1,300マイルの挑戦

マツダは、最新のCX-30でバルト海から北極圏まで1,300マイル(約2,100km)を走破。化石燃料ゼロのバイオ燃料で、環境に優しい走行性能を実証しました。

マツダCX-30、バルト海から北極圏まで!サステナブル燃料で1,300マイルの挑戦

マツダは、最新の「2025年型CX-30」に搭載された新エンジン「e-SKYACTIV G 140ps」の実力を試すため、12台のCX-30でスウェーデン・マルメからノルウェー・トロムソまで約2,160km(1,344マイル)を走破する挑戦を行いました。このチャレンジの注目ポイントは、すべての車両が100%バイオ燃料「SUSTAIN」で走行したこと。化石燃料を一切使用せず、持続可能な代替燃料の可能性を実証する旅となりました。

新エンジン × サステナブル燃料の組み合わせ

今回のテスト車両に搭載された「e-Skyactiv G 2.5L」は、気筒休止機構とマイルドハイブリッドシステムを採用した最新ガソリンエンジン。従来の2.0Lモデルよりも実用燃費と排出ガス性能が向上しており、「マルチソリューション戦略」の一環として、マツダが引き続き内燃機関と電動化の両立を追求していることがうかがえます。

SUSTAIN製バイオ燃料とは?

この走行で使用されたSUSTAIN製の第2世代バイオ燃料は、農業廃棄物を原料としたもので、人間や動物が消費しない持続可能な素材から作られています。植物が成長する過程で吸収したCO₂を燃焼時に再び大気中へ放出する「カーボンニュートラル」な性質を持ち、化石燃料のように新たなCO₂を放出することがありません。

エンジン改造なし・平均40mpgの高効率

CX-30はこの燃料を使うにあたり一切の改造なしで走行可能。平均燃費も40mpg(約17km/L)を超え、柔軟性と実用性の高さが際立ちます。英国マツダのマネージングディレクター、ジェレミー・トムソン氏は「このドライブによって、CX-30の走破性とバイオ燃料の実用性を実証できた」とコメント。1台あたり約317kgのCO₂排出を削減したとされています。

マツダの持続可能な取り組み

マツダは2023年以降、自社の「ヘリテージフリート」(クラシックカー群)にもSUSTAIN燃料を採用。MX-5を使った持続可能燃料による英国縦断など、持続可能燃料の実用性と効果を様々な形で証明しています。

脱化石燃料への現実的な一歩

今回の「バルトから北極圏へ」ドライブは、マツダのマルチソリューション戦略の真価を示すものでした。内燃機関とサステナブル燃料の組み合わせが、今なお世界中にある何百万台ものガソリン車の排出削減に貢献できることを示しています。

持続可能燃料は「EVだけでは解決できない課題」を補完するリアルな選択肢。今後、この技術がより広く認知され、実用化が進むことが期待されます。

 
2025 Mazda CX-30s drive from the Baltic to Arctic using sustainable fuel

CX-30
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