
マツダは2030年度までに国内販売を年20万台へ引き上げる目標を掲げています。これは2024年度比で約3割増となる 挑戦的な目標であり、その成否を握るのが、タイで生産される新型小型SUVの投入です。
マツダの国内販売20万台の鍵は、タイ生産の新型小型SUV
国内市場のテコ入れ策は、スモールSUVの拡充にあり
国内ブランドビジネス統括本部の三浦忠本部長は、中国新聞のインタビューで「国内での安定的なビジネスを築くことが成長に極めて重要」と強調しました。販売の伸び悩みが続く中、マツダは販売現場の支援を強化し、ブランド体験の質を高めるとともに、「信頼」「安心」を軸にした店舗運営改革を進めています。
その一環として、首都圏など10都道府県を重点市場に設定し、新世代店舗への建て替えやリニューアルを加速。すでに刷新済みの店舗では販売台数が前年同期比で約3倍に伸びるなど、早くも効果が現れています。
大型SUVが中心となる首都圏に対し、全国的には中小型SUVの高い需要を取り込む方針で、新型CX-5に加え、タイ工場で生産される新型小型SUVが新たな主力となる見通しです。
マツダはこれまでもグローバル生産網を活用して国内市場へ戦略的に車種を導入してきましたが、今回の小型SUVは「スモール商品群」の新たな柱として位置付けられています。
国内20万台体制への挑戦は、まさにこの“タイ生まれ”の新型SUVがどれだけ市場の支持を得られるかにかかっていると言えそうです。


コメント
こんな円安なのにタイ生産ですか??