マツダが「Japan Mobility Show 2025」で世界初公開する“ビジョンモデル”は、次世代スモール商品群のデザインを示唆するクロスオーバーではないでしょうか。CO₂回収技術との関連も注目されます。
マツダが「JMS2025」出展のビジョンモデルは、次世代スモール商品群クロスオーバーのデザインプレビューか？
「走る歓びは、地球を笑顔にする」〜マツダの新しいメッセージ
マツダは「Japan Mobility Show 2025」で、“走る歓びは、地球を笑顔にする”をテーマに掲げています。
今回の出展の中心となるのが「ビジョンモデル」と呼ばれるコンセプトカーで、同社の未来を象徴する一台として世界初公開されます。
詳細は明らかにされていませんが、2035年を想定した展示であること、さらにCO₂回収技術や藻類由来燃料の紹介が併記されていることから、デザイン提案に加えて技術的な方向性の提示も含まれているのではないでしょうか。
CO₂回収技術との親和性
リリースにある「走るほどにCO₂を削減する」という説明も興味深いポイントです。
もし車体構造に空気を取り込む仕組みが関係しているとすれば、デザインと環境技術が一体化した“呼吸するようなクルマ”をイメージしているのかもしれません。
マツダが語る“走る歓び”が、今後は環境との調和という新しい文脈で進化していく…そんなメッセージを感じさせます。
2025年は“橋渡し”の年、次のステップは2027年以降へ
報道では、マツダのスモール商品群の本格展開は2028年以降、EV専用プラットフォームの投入は2027年からと伝えられています。
そう考えると、今回のビジョンモデルは量産EVの先行イメージとして、2027年に向けたデザインと技術の“橋渡し役”を担っているのかもしれません。
JMS2025は、電動化とマツダらしい走りをどう両立させていくのかを示す前段階といえそうです。
空気と共に生きる次世代クロスオーバーか
マツダがJMS2025で披露するビジョンモデルは、単なる未来的なショーカーではなく、“空気と共に生きる”クロスオーバーとして、次世代スモール商品群の世界観を示すデザインスタディになるのではないでしょうか。
2027年以降のマツダEV戦略の序章を告げる存在になる可能性もありそうです。
