
マツダは、「Mazda3」と「CX-30」にディーゼル専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加しました。黒基調の上質な仕様に加え、マツダコネクトの操作性改善や燃費向上も実現しています。
マツダ、「Mazda3」「CX-30」に新グレード“XD Drive Edition”を追加。操作性と燃費も改良


スモール群のディーゼルに新たな選択肢「XD Drive Edition」
「Mazda3」と「CX-30」に新設定された「XD Drive Edition」は、1.8Lクリーンディーゼルエンジン専用のスポーティグレードです。
黒を基調とした外装デザインに、本革シートを組み合わせることで、スポーティさと上質さを両立。長距離ドライブを快適かつ経済的に楽しみたいユーザーに向けた仕様となっています。
CX-30では、ボディカラーやインテリアトーンの調整により、全体の質感をより引き締めた印象に刷新。内装色も従来のネイビーブルーからブラックに統一されました。
マツダコネクトがタッチ操作に対応。日常の使いやすさを強化
両車では、Apple CarPlayとAndroid Autoが10.25インチセンターディスプレイ上でタッチ操作に対応しました。
従来のコマンダー操作に加えて、直感的なタッチ操作が可能となり、ナビや音楽操作がよりスムーズに。
近年のマツダ車で課題とされていたHMI(ヒューマンマシンインターフェース)の改善に向けた一歩といえるアップデートです。
CX-30は燃費を改善、より実用的なディーゼルへ
CX-30の1.8Lディーゼルエンジンでは、燃料噴射制御の見直しにより燃費性能を向上。
2WDモデルは従来の19.5km/Lから20.2km/Lへ、4WDモデルも18.7km/Lから19.2km/Lへと改善されています。
この改良により、燃費性能とドライバビリティを高次元で両立したモデルとなりました。
「Black Selection」など一部グレードを整理
新グレード導入に合わせて、「Mazda3」では「Black Selection」や「Retro Sports Edition」など一部グレードを廃止。
CX-30でも「XD Black Selection」が姿を消すなど、機種体系が整理されています。
これにより、ディーゼルモデルの選択肢はシンプルかつ明快になり、ユーザーが求める仕様をより選びやすくなりました。
ラージ商品群にも「XD Drive Edition」拡大。タン内装モデルも登場
スモール商品群に加え、「CX-5」「CX-60」「CX-80」といったラージ商品群にも新たに「XD Drive Edition」が設定されました。
マツダのディーゼルラインアップを横断的に強化する形で、ブランド全体の“走りと質感の統一”が図られています。
黒基調の精悍な外装と上級内装仕様を採用
ラージ群の「XD Drive Edition」では、ピアノブラックのグリルやブラッククロームのシグネチャーウィングなど、精悍さを強調する外装を採用。
さらに「CX-60」と「CX-80」には、上級仕様となる「XD Drive Edition Nappa Leather Package」も設定され、ブラックのナッパレザー内装を選択できます。
新設定「XD Premium Sports」ではタン内装を復活
また、「CX-60」と「CX-80」には、これまでハイブリッドモデルで人気を博していたタン内装仕様を採用した「XD Premium Sports」を追加。
上質なキャビンと余裕あるディーゼルパワーを組み合わせ、ラージ群における“快適な長距離ツアラー”としての魅力を高めています。

