
2026年モデルとしてフルモデルチェンジされた新型CX-5。外観の正常進化や、乗り心地・スペースの改善など、歓迎されるポイントも多いですが、「ターボ派」のユーザーにとっては少し寂しいニュースがありました。
ターボはもう戻らない? 新型CX-5に見る「脱ターボ」のマツダ戦略
結論から言えば、新型CX-5にターボモデルは設定されないとのこと。そして、それにはマツダなりの明確な理由があるようです。
CX-5ターボ、なぜ消えた?
これまでのCX-5には、最高出力256馬力・最大トルク320lb-ft(ハイオク時)という、なかなかにパワフルな2.5Lターボモデルが用意されていました。走りの気持ち良さと使い勝手のバランスを評価していた人も多かったはずです。
ではなぜ、今回の新型ではそれが廃止されたのか。
北米マツダの戦略企画担当VP、Stefan Meisterfeld氏のコメントによれば、
ハイブリッドシステムのパフォーマンスは、ターボに匹敵、もしくはそれを上回ると考えています。
つまり、次世代ハイブリッドでターボの役割を置き換えるつもりというわけです。
マツダ完全自社製、次世代ハイブリッド「Mazda Hybrid System」とは?
今回のCX-5ハイブリッドに搭載予定のシステムは、トヨタ由来のCX-50とは異なり、マツダが独自開発したパワートレイン。2027年に登場予定で、以下のような特徴があります。
- 新開発「SKYACTIV-Z」エンジンを搭載(2.5L・直4)
- 欧州のEuro7、北米のLEV IV/Tier 4といった厳しい排ガス規制に対応
- 既存のSKYACTIV-Gよりも高い熱効率
SKYACTIV-Zは「理想の内燃エンジン」を目指しており、エンジン自体のアップデートもかなり本気の様子。ここにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが、新しいCX-5の走りの中心となります。
それでも惜しい「ターボ」
個人的に言えば、「選択肢」としてのターボは残してほしかったと思ってしまいます。確かに電動化は時代の流れではありますが、「すぐに欲しいパワーが得られる気持ち良さ」は、内燃機関の大きな魅力の一つです。
特に、現在のCX-5ターボが持つ特性を、ハイブリッドでは再現するのは難しいのでは?と懸念する声も出そうです。
とはいえ、マツダとしては、今後のCO₂規制や燃費・排ガス性能のトータルバランスを考えたときに、ターボを切り離すのは避けられなかったのでしょう。
ターボ完全終了ではない
朗報としては、ターボエンジン自体が完全に終わるわけではないということ。
マツダは、CX-50やCX-30など、他の車種では引き続きターボを提供するとしていますし、SKYACTIV-Zの技術は将来的に直6エンジンにも採用されるようですし、現在のターボモデルの後継として登場する可能性もあります。
まとめ:新しいCX-5は、次のステージへ
新型CX-5からターボが消えたことは、従来の「走りのマツダ」ファンからすれば物足りなさもあるかもしれません。ただし、その代わりに投入されるハイブリッドは、単なる“エコ”ではなく、“新世代のパフォーマンス”としての意味を持つことが期待されています。
従来の価値観がひとつ終わり、新しい時代が始まる…のかも知れません。


コメント
ハイブリッドがターボに匹敵?本当なら、トヨタ自動車が30年前に市販した「THS」と同じ仕組みって事だろ!完全マツダオリジナルは無い!!
エンジン主体で、モーターはアシストと言う設計なのが透けて見える。(初期のTHSが正にソレで、当時のハリアーHEVやバンガードHEVはメチャ速かったしプリウスミサイルと言う言葉さえ生まれた。)
恐らくマツダは有効期限の切れたTHSの特許を使い、それを応用したに過ぎない。
SKYACTIVE-Zも全領域で高熱効率(λ=1でスーパーリーンバーン)であるならば、何故、ハイブリッドと組み合わせる必要があるのか?
そんな素晴らしいエンジンなら、重いバッテリーやモーターを載せず、純内燃機関車として発売すべきだと思うが?
恐らく机上理論通りには行かず(SKYACTIVE-Xの場合と一緒)低負荷域や高負荷域では熱効率が下がるのだろう。故にハイブリッドと組合せ、通常は、熱効率の良い中回転域を利用し、フル加速時には、エンジンとモーターの総合出力で、ターボと同等か、それ以上と言う事だと思うが、この方式では、トヨタ自動車のTHSⅡやホンダ技研のe:HEVにモード燃費で追いつけない。30年も後発メーカーが、先行メーカーに追い付けない。今迄、何をやっていたのか?何もやっていなかった証拠でもある。