Mazda6e試乗記:EVとして優秀、でも“マツダらしさ”に欠ける

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欧州で発売された「Mazda6e」は、電動セダンとしての完成度は高い一方で、従来のマツダ車にあった独自の操作感や品質は希薄との評価も。中国主導で開発された背景も含め、EV時代のマツダ像に一石を投じる1台となっています。

Mazda6e試乗記:EVとして優秀、でも“マツダらしさ”に欠ける

Mazda6eは「マツダ」なのか?

新型「Mazda6e」は、欧州では実に10年ぶりとなるミッドサイズセダンのフルモデルチェンジであり、同時にブランド初の本格的な電動セダンでもあります。全長4.92mの大型リフトバックボディを持ち、VW ID.7やテスラ・モデル3などと競合するポジションです。

実は「中国生まれ」のEVセダン

マツダ6eは、マツダと中国の長安汽車が共同開発したモデルで、中国では「EZ-6」として2024年から販売中。プラットフォームは長安系のEV専用アーキテクチャを用い、車体や内装、走行感覚にも中国車の色が濃く出ています。

バッテリー性能は“安価モデル”が上

欧州仕様は後輪駆動のBEV専用で、2種類のバッテリーが用意されます。注目は安価なLFPバッテリー搭載モデルで、552km走れる上位グレードよりも急速充電性能に優れ、10〜80%をわずか24分で充電可能。価格も€44,990からと競争力があります。

インテリアも“らしさ”に欠ける


インテリアのデザインや質感は「従来のマツダとは似ても似つかない」と評価されています。直感的な操作系も見られず、派手なスクリーンや装飾が目立つ構成は、他の中国系EVと共通の印象を受けると評者は述べています。

走りにもマツダらしさが薄い

後輪駆動ゆえの安定感はあるものの、ステアリングは軽すぎて路面感覚が乏しく、サスペンションの突き上げも大きめ。走行性能は平均以上とされる一方、マツダらしい繊細なチューニングや「人馬一体」の乗り味は感じられなかったと辛口の評価です。

総評:EVとしては合格点、でも“魂動”不在

競合車と比べて価格・スペック・実用性では魅力的ですが、マツダファンにとっては“らしさ”が感じられない点が最大の懸念材料。Mazda6eは「EV時代のマツダ」が直面するアイデンティティの課題を象徴する1台となりそうです。

 
Test: Mazda 6e – Veel EV, weinig Mazda – AutoWeek.nl