マツダ、国内再成長へ、ビジネス構造変革方針を発表

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マツダは日本市場における再成長を目指し、「国内ビジネス構造変革の方針」を発表しました。ブランド価値経営を軸に3つの柱と4つの重点施策で、選ばれ続ける企業への進化を図ります。

マツダ、国内再成長へ、ビジネス構造変革方針を発表

国内ビジネス構造を刷新し、再成長へ

マツダ株式会社は、国内事業の再成長に向けた「国内ビジネス構造変革の方針」を公表しました。激しく変化する市場環境の中で、より柔軟かつスピーディに対応し、ブランドへの共感を軸としたビジネスへの転換を進めます。

この方針は、ブランド価値経営の実践を通じ、マツダが国内でも「選ばれ続けるブランド」として確かな地位を築くための基盤づくりです。

変革の全体像:3本柱 × 4つの重点施策

今回の構造変革は、下図にあるように「3本柱」の戦略的な方向性に基づき、それを具体化する「4つの重点施策」で構成されています。

3つの柱(変革の方向性)

  1. ブランド育成に向けた成長投資
    顧客接点を通じてブランド価値を高め、選ばれる理由を明確に。
  2. 優先地域の特定(都市圏戦略)
    成長余地の大きい主要都市に経営資源を集中させる選択と集中。
  3. 店舗体験の向上に向けた現場支援の徹底
    顧客満足とブランド体験の質を向上させる現場支援と体制整備。

4つの重点施策(具体的なアクション)

  1. 販売網の再構築
    東京・大阪など10の重点都市に「新世代店舗」を集中的に展開。さらに重点300店舗を設定し、1店舗あたり年間販売400台を目指します。
  2. ブランドマーケティング投資
    ブランドの存在意義「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」に基づき、MAZDA TRANS AOYAMAなどの体験型施設も活用。共感層の拡大と需要創出を狙います。
  3. 店舗現場へのブランド価値浸透
    「ブランドスタンダード」を策定し、教育や支援体制の整備を通じて、全国の販売現場で一貫したブランド体験を提供できる仕組みを構築します。
  4. バックヤード業務の効率化
    新会社「マツダビジネスパートナー株式会社」を設立し、販売会社の間接業務を集約。店舗が本来の顧客サービスに集中できる体制を整えます。

国内販売20万台体制を早期実現へ

マツダは、これらの施策を着実に実行することで、国内販売台数20万台体制の早期実現を目指します。単なる販売拡大ではなく、ブランド体験の質を通じて“選ばれ続ける企業”となることを目指す取り組みです。

マツダは、国内市場の立て直しに向けて、ブランド体験の強化を軸とした構造改革に踏み出す。3本柱の戦略と4つの重点施策を通じて、販売網や店舗体制の再構築を進め、選ばれるブランドとしての足場固めを急ぐ構えだ。

 
MAZDA NEWSROOMマツダ、国内ビジネス構造変革の方針を公表|ニュースリリース

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コメント

  1. ヒーユンジ より:

    現在の商品力では、営業サイドから見た立場を考えると難しい感じは否めないと思います。内々にどう伝えているかはわかりませんが、少なくとも今後の商品展開の説明がなければやるにやれないのではと感じます。それと、ラージ群が抱えている問題に対する考えが甘い気もします。新車トラブルや商品展開の丁寧な説明をしないと、営業さんも納得しないし、やる気が出ないと思います。マツダには是非頑張って欲しいので昔のキャッチフレーズではありませんがより”ベターアンドベター”な、いやベストな販売を目指して頂きたいです。