マツダは、2025年スーパー耐久シリーズに「MAZDA SPIRIT RACING」の3台で参戦することを発表しました。持続可能なモータースポーツの実現を目指し、カーボンニュートラル燃料や二酸化炭素回収技術を活用。次世代のクルマづくりとドライバー育成に挑戦します。
マツダ、2025年スーパー耐久シリーズ参戦体制を発表
持続可能なモータースポーツへ—マツダの挑戦
マツダは、2030年に向けた「ひと中心」の思想のもと、モータースポーツを通じて「人を育て、技術を鍛える」ことを目指しています。2025年シーズンでは、カーボンニュートラル技術の実証を進めながら、持続可能なクルマ社会の実現を目指し、ST-QクラスとST-5Rクラスの3台で参戦。車両名称を「Future concept」へリニューアルし、次世代スポーツカー開発も視野に入れた挑戦を続けます。
参戦車両と技術的チャレンジ
- MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept(55号車)
- 使用燃料:欧州のリニューアブルディーゼル燃料(HVO)
- 新技術:シーズン中に二酸化炭素回収技術を投入予定
- 目標:さらなるカーボンニュートラル技術の実証とドライバー育成
- ドライバー陣
- プロレーサー:井尻薫、阪口良平
- 社内ドライバー:前田育男、寺川和紘
- MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(12号車)
- 使用燃料:カーボンニュートラル燃料
- 技術開発:空力・シャシー性能の向上
- 目標:将来のスポーツカー開発を視野に入れた技術実証
- ドライバー陣
- プロレーサー:関豊、堤優威
- 社内ドライバー:川田浩史
- 倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(120号車)
- プログラム:「スーパー耐久レースへの道」の一環として参戦
- 目標:次世代ドライバーの育成とモータースポーツ文化の発展
- ドライバー陣
- 上田純司、加藤達彦、久米田昴、松原泰世、南澤拓実、吉田恭将
「走る歓び」を未来へ—マツダのビジョン
マツダは、レース参戦を通じて技術を磨き、持続可能なモータースポーツの発展に貢献していきます。カーボンニュートラル燃料の活用、未来のスポーツカー開発、次世代ドライバーの育成など、さまざまな挑戦を続けるマツダの今後に注目です。