[特許]マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

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マツダが新たに取得した特許は、ホイールの形状を工夫することで空力性能を向上させる技術です。リム部に設けた2種類の傾斜面が空気の流れを整流し、空気抵抗を低減。これにより燃費や電費の改善が期待されます。

マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

特許7643097 車両用ホイール

本発明は、車両用ホイールに関する。

背景

自動車の燃費や電費を向上させるためには、空気抵抗係数(Cd値)を低減することが重要です。従来からスポイラーやアンダーカバーなどの空力デバイスが活用されていますが、走行中の車輪が生み出す空気の乱れを抑えることも効果的です。特に、ホイールのスポーク部の間を通過する空気の流れを整流することが課題となっていました。

課題

従来の技術では、ホイールのスポーク間を通過する空気の流れを抑制するために、外部に別部材(アウタ部材)を装着する方法がありました。しかし、これにより部品点数が増加し、製造コストの上昇や組み立て工程の煩雑化が課題となっていました。また、ホイール自体の形状を変更し空気の流れを制御しようとすると、材料の増加により重量が増え、燃費や電費に悪影響を及ぼす可能性がありました。

解決手段

マツダが開発した新しいホイールは、リム部の外フランジに2種類の傾斜面(第1傾斜面と第2傾斜面)を設けることで、スポーク部間の空気の流れを整流します。第1傾斜面はホイール後方の空気を軸方向外側へと導き、第2傾斜面はホイール前方から流入する空気を外側に排出する役割を持ちます。これにより、ホイール周辺の空気の乱れを低減し、Cd値を改善することが可能となります。
マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

マツダ、空力性能を向上させる新型ホイールの特許を取得

効果

この新しいホイール構造を採用することで、ホイール周辺の空気の流れがスムーズになり、車両全体の空力性能が向上します。また、別部材を追加する必要がないため、製造コストの増加を抑えつつ、重量の増加も回避できます。これにより、燃費や電費の向上が期待されるとともに、より効率的なエネルギー消費が可能となります。

 
特許7643097 | 知財ポータル「IP Force」

 
これって、MX-30のホイールのことですかね?

マツダ
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