広島県府中町は、マツダのCX-80プラグインハイブリッド車(PHEV)を町長公用車として導入する方針を決定。環境負荷の軽減と地元企業の支援を兼ねた取り組みとして、2025年度当初予算案に購入費を計上した。
地元企業製品の活用とCO2削減を目指す
最上級SUVを町長公用車に採用
府中町は、2025年度一般会計当初予算案にCX-80 PHEVの購入費766万円を盛り込んだ。CX-80は排気量2,500ccのガソリンエンジンとモーターを組み合わせたマツダの国内市場最上級SUVで、導入予定の車体カラーは黒。購入は2024年6月ごろを予定している。
リースから購入へ、経費削減も視野
町長公用車は現在、2018年からマツダCX-8をリースしているが、契約が2025年6月に終了する。新たに導入するCX-80 PHEVの購入には、国の脱炭素関連の起債を活用し、購入費の3割を国費で賄う予定。これにより、リース契約よりも経費を抑えられると判断された。
県知事公用車にも採用されるCX-80 PHEV
CX-80 PHEVは、広島県でも湯崎英彦知事の公用車として導入される予定で、2025年3月末から使用開始となる。環境負荷の低減と地元メーカーの支援を目的とした公用車の選定が、自治体間で広がりを見せている。