マツダはタイの生産拠点を年間10万台規模の新型SUV生産ハブとして整備することを発表しました。さらに、2025年から2027年にかけて電動車を含む5車種を投入し、電動化が進むタイ市場での競争力を高めます。
マツダ、タイでの生産・販売を強化、新型SUV生産へ
年間10万台の新型SUV生産体制を整備
マツダは、タイ工場(AAT)を年間10万台の新型SUVを生産できる体制に整備する計画を発表しました。タイで培ってきた現地サプライチェーンの強みを生かし、50億バーツを投資して生産能力を強化。これにより、日本やASEAN市場を中心とした輸出拠点としての役割を強化するとともに、タイ市場での販売も促進していくとしています。
電動車5車種を2025年から順次投入
マツダは2025年から2027年にかけて、BEV2車種、PHEV1車種、HEV2車種の計5車種をタイ市場に投入予定です。電動化が進むタイにおいて、多様な選択肢を提供することで競争力を高め、より多くの顧客のニーズに応える戦略です。特に、EV市場の拡大が進む中で、マツダの電動化商品がどのように受け入れられるかが注目されます。
新型バッテリーEV「MAZDA6e」を導入
この5車種のうち1車種は、新型BEV「Mazda6e」となります。「Mazda6e」は、マツダと長安汽車の中国合弁企業である長安マツダが製造するEVで、2025年中にタイ市場向けに発表予定です。デザインや走行性能、クラフトマンシップに加え、長安汽車の電動・スマート技術を融合した最新の電動車で、中国市場だけでなく、欧州やタイにも展開されます。
タイ市場への強いコミットメント
マツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠 勝弘氏は、記者会見で「マツダはタイで70年にわたり事業を展開し、多くの支援を受けながら強固な事業基盤を築いてきました」と述べ、感謝の意を表しました。また、「電動化が進むタイ市場に適したマツダらしい電動車を投入し、日本やASEAN市場を中心とした輸出拠点としての役割をさらに強化していく」との方針を示しました。
マツダの新たな戦略が、タイ市場での競争力向上と東南アジア全体での成長につながるのか、今後の展開に注目が集まります。
MAZDA NEWSROOMマツダ、タイでの生産・販売体制を強化|ニュースリリース
このニュースリリースは、先に出た報道を裏付けて、説明する感じでしょうかね。
