マツダ、タイで新型コンパクトSUVを生産へ。2027年量産開始で市場強化

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Mazda AAT

マツダがタイの工場で新型SUVの生産を計画していることが分かりました。2027年ごろに量産を開始し、タイ市場の立て直しとともに、日本を含むアジア各国へ輸出する方針です。

マツダ、タイで新型コンパクトSUVを生産へ。2027年量産開始で市場強化

2027年からタイで新型コンパクトSUVを生産

報道によると、マツダは2027年ごろからタイの「オートアライアンス・タイランド(AAT)」工場で新型SUVの生産を開始する予定とのことです。新型車は、現行のCX-30に近いサイズとなる見込みで、タイ国内向けだけでなく、日本やアジア各国への輸出も視野に入れているとされています。

AAT工場では現在、マツダ2、マツダ3、CX-3、CX-30を生産しており、一部モデルは日本にも輸出されています。新型SUVの導入によって、生産台数の回復と市場競争力の強化が期待されます。

生産台数が半減する中、新型車で巻き返しへ

マツダのタイ工場では、2024年の生産台数が約5万9600台と、2019年の約13万台から半減しました。さらに、タイでの販売台数もコロナ禍前から8割減少するなど、厳しい状況が続いています。

背景には、中国メーカーの台頭や電気自動車(EV)市場の急成長があります。タイでは2023年のEV販売台数が前年の7倍に増え、2024年には中国のBYDが年間15万台の生産能力を持つ新工場を完成させるなど、競争が激化しています。

アジア全体での販売拡大がカギに

マツダにとってAAT工場は東南アジア最大の生産・輸出拠点であり、現地には多くの部品協力メーカーが工場を構えています。そのため、タイ国内だけでなく、アジア全体で販売を伸ばし、稼働率を高めることが重要となります。

毛籠勝弘社長は2023年11月の会見で、東南アジアや中南米向けに新型車を投入するタイミングで生産を拡大する方針を示しており、「年間10万台規模を考えている」との発言もありました。

 

 
タイで生産して、日本にも…と言うなら、新型コンパクトSUVは、CX-3の後継車と考えるのが妥当でしょうか。CX-30の後継車なら日本で生産するのではないかと…。

マツダ
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