MAZDA6eが投入されるヨーロッパでは、もう少し詳しい紹介がされていますので、英国マツダで紹介されている内容をまとめてみました。
MAZDA6eの紹介を英国バージョンで
欧州市場に向けた新型EV「MAZDA6e」登場
マツダは、ブリュッセルモーターショー2025にて新型バッテリーEV「Mazda6e」を初公開しました。この新型車はスタイリッシュなハッチバックにファストバックセダンの要素を取り入れたデザインで、2025年中に左ハンドル仕様が欧州市場で販売開始予定です。さらに、英国市場には2026年前半に登場します。
MAZDA6eの特徴と進化
新型「MAZDA6e」は、2002年から2023年まで人気を博した内燃エンジン搭載の「Mazda6」の系譜を引き継ぎながら、電動車時代に向けた新しいアプローチを提供します。流れるような外観、洗練されたキャビンデザイン、そしてマツダ独自の運転体験へのこだわりが特徴です。
2種類のバッテリー仕様で選べるパワートレイン
「MAZDA6e」は、68.8kWhと80kWhの2種類のバッテリーオプションを用意。
- 68.8kWhモデル
最大航続距離は約300マイル(約480km)。200kWの急速充電に対応し、10%から80%までの充電を22分で完了できます。また、15分の充電で約145マイル(約232km)の走行が可能。0-62mph(0-100km/h)の加速は7.6秒です。 - 80kWhモデル
最大航続距離は約345マイル(約552km)。充電時間は45分で10%から80%まで充電可能。0-62mphの加速は7.8秒とわずかに遅いものの、長距離利用に最適です。
両モデルともリア駆動を採用し、320Nmのトルクを実現。優れた走行性能を提供します。
デザインコンセプト「Electrifying Design Crafted to Perfection」
「MAZDA6e」のデザインは、マツダのデザイン哲学「Kodo – 魂動」を進化させたものです。滑らかな流線形と大胆な特徴を組み合わせ、スポーティでありながら実用的な5ドアハッチバックの機能性を保っています。
際立つデザインディテール
- フレームレスドアや統合型ドアハンドルでモダンな外観を実現
- フロントには「光るウイングライト」が搭載され、充電中には「羽ばたき」を表現するイルミネーションを演出
- 19インチホイールは空力特性を考慮したデザインを採用
リアデザインも水平テールライトバーが目を引き、新しい「Mazda」の文字ロゴが従来のエンブレムに代わり、洗練された印象を与えます。また、電動式リアスポイラーを搭載し、見た目と高速安定性を両立しています。
洗練されたキャビンデザイン
インテリアは、日本の「間(Ma)」の美学に基づき、空間とシンプルさを追求しています。パノラマルーフを採用し、自然光が豊富に入り込む開放的な空間を実現しました。
- 内装トリム
「Takumi」モデルには人工レザー(ベージュまたはブラック)、「Takumi Plus」にはプレミアムなナッパレザー(タンカラー)を採用 - 最新テクノロジー
14.6インチのタッチスクリーン、10.2インチのインストルメントパネル、ARヘッドアップディスプレイを搭載
330リットルのラゲッジスペースに加え、70リットルのフロントトランクを備え、実用性も確保しています。
電動化時代のマツダの挑戦
「MAZDA6e」は、マツダが進めるマルチソリューション戦略の一環として、BEV(バッテリー電気自動車)の新しい時代を象徴するモデルです。
英国マツダのマネージングディレクターであるジェレミー・トムソン氏は、「MAZDA6eは、ディーラーが長く待ち望んでいた車であり、Mazda6の人気を受け継ぎつつ、電動化時代に向けた意欲的な提案です」とコメント。また、「2026年に英国市場で発売される際、MAZDA6eはマツダの多様な電動車ラインアップの中で重要な役割を果たすでしょう」と述べています。
All-new Mazda6e unveiled at Brussels Motor Show | Inside Mazda