マツダは、山口県岩国市に車載用リチウムイオン電池のモジュール・パック工場を新設し、2027年度稼働開始を目指します。これにより、電動化戦略を加速させ、地域経済にも貢献します。
マツダ、岩国市に電池工場建設、2027年稼働へ
EV向け電池工場、岩国市に新設
マツダは山口県岩国市に、新たなリチウムイオン電池工場を建設すると発表しました。この工場では、パナソニック エナジーから調達する車載用円筒形リチウムイオン電池セルをモジュール化・パック化し、マツダ初のEV専用プラットフォーム車に搭載します。年間10GWhの生産能力を予定しており、2030年までに電動車を中心とするマルチソリューション戦略の一環として重要な拠点となる見通しです。
パナソニックとの協業で電池技術を強化
マツダは2023年にパナソニック エナジーと車載用リチウムイオン電池の供給契約を締結し、2024年には経済産業省から蓄電池供給計画の認定を受けました。この新工場では、高性能で航続距離や利便性に優れたバッテリーEVを目指し、技術革新を図ります。電池の生産拡大により、マツダ独自のデザインと機能性を兼ね備えたモデルを市場に投入する計画です。
地域経済への貢献
マツダの新工場は、地域雇用の創出や経済発展にも寄与すると見られています。岩国市内に位置するこの施設は、広島本社や防府工場への輸送面でも利便性が高く、持続可能な製造体制の構築に役立ちます。地球温暖化抑制を目指したこの取り組みは、環境と経済の両立を目指すマツダの姿勢を象徴しています。
MAZDA NEWSROOMマツダ、山口県岩国市に車載用円筒形リチウムイオン電池のモジュール・パック工場を建設|ニュースリリース
MX-30 EVモデルの駆動用バッテリーは、35.5kWhですから、年間10GWhの生産能力と言うと…年間281,690台分を作れるという計算で合ってます? これって、Mazda2とMazda3を合わせた年間販売台数とほぼ同じです。
また、マツダの2024年3月期のグローバル販売台数は124万台なので、おおよそ22.6%ですから…EV比率40%なんて事になったら、さらに大きな工場を作らないと足りないんですね。最初の計算が正しければですけど…。