マツダは、山口県岩国市にEV用電池工場を新設し、2027年度の稼働を目指します。この工場は、パナソニックエナジーの電池セルを活用し、EVの本格生産を支える重要拠点となる予定です。
マツダ、岩国市にEV電池工場新設!2027年度稼働へ
マツダは、電動化戦略の一環として、山口県岩国市に新たなEV用電池工場を建設すると発表しました。この施設は、建材メーカー旭化成建材の岩国工場跡地を活用し、約19万平方メートルの敷地で2027年度から稼働を開始する計画です。工場では、パナソニックエナジーが提供する円筒形リチウムイオン電池セルを組み立て、EVに搭載する形で出荷します。生産能力は年間10ギガワット時を見込み、EV専用車台への搭載を目指します。
このプロジェクトは、1992年に操業開始した防府第2工場以来、国内での新工場設立としては初の試みです。岩国工場は本社宇品や防府工場との中間に位置し、輸送効率の向上も期待されています。また、従業員は数百人規模の雇用が見込まれており、地域経済への貢献も期待されています。
さらに、マツダは、パナソニックエナジーとの協業を強化しており、総額833億円の共同投資を実施。国から最大283億円の助成金を受けつつ、持続可能なモビリティの実現に向けた基盤を築きます。マツダは2030年度までにすべての車に電動化技術を採用し、EV販売比率を25~40%に引き上げる目標を掲げており、今回の新工場はこの達成に向けた重要なステップとなります。
マツダ、岩国市にEV用電池工場を新設へ 2027年度稼働目指す | 中国新聞デジタル
マツダ、EV電池工場を山口に新設へ。パナソニックと共同投資で調達体制強化
マツダは、パナソニックエナジーと共同で833億円を投資し、2027年度に山口県内に電池工場を稼働させる計画を発表。EV専用車両の生産を見据えた調達体制を整備します。