[特許]マツダ、自動変速機のニュートラル制御技術で特許を出願

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マツダは、自動変速機のニュートラル制御技術に関する特許を出願しています。この技術は、ニュートラルから走行レンジへの切り替え時におけるショックを抑えつつ応答性を確保することを目的としています。

マツダ、自動変速機のニュートラル制御技術で特許を出願

特開2024-157741 自動変速機の制御システム

背景

自動変速機のニュートラル制御は、駆動源の力が駆動輪に伝わらない状態を作り出す技術です。従来のニュートラル制御では、摩擦締結要素をすべて解放することが一般的でしたが、これにより回転要素が不安定に回転し、走行レンジへの切り替え時にショックや応答性低下といった問題が発生することが課題とされていました。

課題

従来技術では、ニュートラルから走行レンジへの切り替え時にショックが発生する問題がありました。これは、回転要素が不安定な状態で回転するためであり、さらに多くの摩擦締結要素を再び締結する必要があることから応答性も低下していました。このため、スムーズかつ迅速な切り替えを実現する新しい制御技術が求められていました。

解決手段

本発明では、ニュートラル制御中に摩擦締結要素の一部を締結したままにする仕組みを採用しています。具体的には、変速段で用いられる3つの摩擦締結要素のうち、2つを締結状態に保ち、残り1つを解放します。また、隣接する変速段で共通する摩擦締結要素を活用することで、切り替え時に締結する要素を1つに減らし、応答性を向上させます。

効果

この技術により、ニュートラルから走行レンジへの切り替え時のショックが大幅に抑制されるだけでなく、応答性の向上が実現されます。また、摩擦締結要素の管理が効率化され、制御構成も簡素化されます。これにより、よりスムーズで快適な運転体験が提供可能となります。

 
特開2024-157741 | 知財ポータル「IP Force」(自動変速機の制御システム)

マツダ
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