[特許]マツダ、模擬画像を活用した車両用表示装置の特許を取得

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マツダは、撮影画像と模擬画像を組み合わせて車両周辺の状況を直感的に認識できる新しい表示装置の特許を取得しました。この技術は安全性向上と設計自由度の拡大に寄与します。

マツダ、模擬画像を活用した車両用表示装置の特許を取得

特許7584011 車両用表示装置

背景

近年、車両の周辺を映像で確認できる表示装置が普及しています。多くの車両には前後左右にカメラが搭載され、自車両やその周囲を撮影する技術が一般的です。これにより、障害物との距離や位置関係が映像を通じて確認可能です。しかし、車両が映り込む従来の方法には限界があり、より広い撮影範囲や柔軟なカメラ設置が求められる場面もあります。

課題

撮影画像に自車両を含めない場合、障害物との位置関係が把握しづらいという問題があります。これでは運転者が安全に判断するための情報が不十分であり、特に複雑な駐車や狭い道路の運転時に支障をきたす可能性があります。したがって、自車両を直接映さずとも位置関係を視覚的に補足できる技術が必要です。

解決手段

本発明は、撮影画像と模擬画像を組み合わせて表示する技術を提供します。模擬画像は自車両の一部を表現し、撮影画像との位置関係が直感的に理解できるよう設計されています。また、模擬画像の配置により、自車両が撮影範囲外であっても、障害物との距離や方向が分かりやすく表示されます。この工夫により、運転者は画面を通じて自車両周辺の状況を正確に認識できます。

効果

本技術により、カメラに自車両が映らない場合でも、障害物との位置関係を視覚的に補足できます。これにより、運転者はより広範囲の周辺状況を把握でき、安全性が向上します。さらに、カメラの配置自由度が増すため、設置の効率化や製品設計の柔軟性も期待されます。この技術は車両用表示装置の進化に寄与する重要なステップです。

 
特許7584011 | 知財ポータル「IP Force」(車両用表示装置)

マツダ
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コメント

  1. ヒーユンジ より:

    ここに描かれているイラストの車両は、もしやラージ群に属するセダンである次期MAZDA-6なのでしょうか?フロントホイールアーチからフロントドアまでの幅が広くなっているため。もう一つ気になるのが、リヤのテールライトの間にロータリーのマークが描かれています。これはロータリーの電動車を意味するのか?いずれにしても2025年からマツダは大きく動き出す予感がします。