J.D. パワー、2024年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査結果を発表。マツダは6位

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J.D. パワーが発表した2024年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査では、ラグジュアリーブランド部門でレクサスが、マスマーケットブランド部門でMINIが1位を獲得しました。

J.D. パワー、2024年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査結果を発表。マツダは6位

APEAL調査とは?

APEAL調査は、新車購入から2~13か月が経過したユーザーを対象に、自動車のデザインや機能、快適性を評価するものです。今年の調査では、10カテゴリー37項目にわたる質問が行われ、全体の平均スコアは668ポイントでした。調査は今回で14回目となり、自動車業界の動向を反映する重要な指標となっています。

今調査の概要

年に一回、新車購入後2~13ヶ月経過したユーザーを対象に、所有する自動車の商品魅力について10カテゴリー37項目の評価を聴取。回答結果を元に1,000ポイント満点で商品魅力度スコアを算出。
今年で14回目の実施となる。

10カテゴリーは以下の通り

  1. 外観
  2. 車両設定/始動
  3. 乗降性
  4. 内装
  5. パワートレイン
  6. ドライビングフィール
  7. 安全性
  8. インフォテインメント
  9. 快適性
  10. 燃費/航続距離
  • 実施期間:2024年5月~6月 
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:新車購入後2~13ヶ月経過したユーザー(18歳以上)
  • 調査回答者数:21,412

ブランドランキングの結果

今年の調査でラグジュアリーブランド部門1位を獲得したのはレクサス(760ポイント)、マスマーケットブランド部門ではMINI(720ポイント)が最高評価を得ました。モデル別では日産が複数のセグメントでトップを占め、特に「キックス」は初期品質調査(IQS)でも優秀な成績を収めました。

セグメント別でみると、Mazda3がミッドサイズでTOP3に入っています。そして、スズキ車が多くランクインしています。

ランキング

軽自動車の評価が低迷

調査では登録車の評価が前年と同水準である一方、軽自動車のスコアは前年より15ポイント低下し、636ポイントとなりました。この低下が全体スコアを押し下げる要因となっており、特に品質不具合が軽自動車の魅力度に大きく影響したことが明らかです。

電動車両の評価が向上

ガソリン車やハイブリッド車の評価が前年を下回った一方、PHEVやEVの魅力度は前年を上回る結果となりました。バッテリー容量の改善や航続距離の向上が要因とされ、燃費や走行性能に関する評価が高まりました。

まとめ

2024年のAPEAL調査では、レクサスとMINIがブランドランキングのトップに立ち、日産「キックス」などが個別セグメントで評価されました。一方で、軽自動車の評価低迷や品質不具合の影響が浮き彫りとなる中、電動車の魅力向上も注目すべき点です。今後もユーザーの期待に応えるモデルの投入が求められるでしょう。

 
2024年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査 | J.D. Power