マツダ、「組織ぐるみの隠蔽、悪意による改竄ではない」

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マツダは、型式指定申請における不正行為は「組織ぐるみの隠蔽、悪意による改竄ではない」と説明していますが…。

マツダ、「組織ぐるみの隠蔽、悪意による改竄ではない」

マツダは、昨日開催した記者会見では、今回の不正行為の動機には悪意はないと説明しています。

「現場のエンジニアは合理的に正しいことを追及しているだけで、業務の手順書や手続きが一部十分でなかったのが原因で、内部統制や監査で未然に防げなかったのは経営陣の問題である。現場は法規ではなく手順書を見て合理的に業務を遂行しているだけで、組織ぐるみの隠ぺいや改ざんではないと認識している。今後は独自解釈ができない手順書に内容を変えていく」との対策も説明した。

マツダ、型式指定申請の不正行為に関する記者会見 「組織ぐるみの隠ぺいや改ざんではないと認識している」と毛籠勝弘社長 – Car Watch

しかし、まずは、生産が止まったことにより納車を待っている3,500人近いユーザーに迷惑がかかり、部品メーカーやら輸送業者やら、なんやらかんやら、裾野が広い産業だけに影響範囲も広そうです(補償の動きがあるようです)。

出来上がった車の安全性などに問題はなく、リコールを実施するまでもないとメーカーは考えています。そういった類の不正でなくて本当に良かったと思います。

ただし、マツダという会社は、製品・商品を外に出す際のチェックが甘々な会社であるという体質であると、いやでも再認識してしまいます。認証試験もそうですが、社内基準のための実験や品質保証の面で、私がマツダユーザーになった10年くらい前から進歩しているのか、少し疑ってしまいます。

法令遵守の徹底を

中国新聞の記事に書かれていることが、ど真ん中をついていると思えるので、大きく頷いて読みました。さわりだけを引用したので、全文を読んでみてください。

それが事実だとしても、量産を認めるために国が定めた手続きを「解釈」を理由に逸脱することは安全確保の観点から許されない。信頼回復には法令順守の徹底が欠かせない。

マツダ型式不正、毛籠社長が陳謝「隠蔽、改ざんではない」 | 中国新聞デジタル

 

マツダ、型式指定申請における不正行為が発覚。ロードスターRFとMAZDA2が出荷停止に
マツダは、過去に3車種、現在では2車種において型式指定申請における不正行為があったと発表しています。これにより現行車のロードスターRFとMAZDA2が出荷停止になっています。
マツダ
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