マツダは、3ローターのロータリーエンジンを搭載し、ハイブリッドAWDシステムを持つ車両の特許を取得しています。
マツダ、3ローターハイブリッドAWDシステムを持つ車両の特許を取得
特許7491090 車両
- 課題
エンジンおよびモータを有する駆動ユニットの小型化を図ることができる車両を提供することを目的とする。 - 解決手段
ハウジング内でエンジン用のシールとモータ用のシールとを出力軸が延びる方向に隣接配置し、それぞれのシールに接続する大気開放経路を共用した構造を採用することを想到し、本発明を完成させるに至った。
また、車両1においては、前輪22,23のそれぞれに対して、モータ24,25が接続されている。詳細な図示を省略しているが、モータ24,25は、所謂、インホイールモータである。モータ24,25は、車両1の発進時に動力を発生して前輪22,23に伝えるアシストモータとして機能する。また、モータ24,25は、車両1の減速時に発電する回生ブレーキとしても機能する。そして、車両1の減速時にモータ24,25で発生した電力は、キャパシタ28等に充電される。
特許では馴染み深い「インホイールモーター」を前輪に組み込んでおり、ロータリーエンジンとインホイールモーターというヘンタイ(褒め言葉)構成の車両です。
ロータリーエンジンと言えば、新しい1ローターのRotary-EVシステムコンセプトは、THSとの組み合わせなんですね。実現はしませんでしたが、東京オリンピックで移動手段として構想されたトヨタ製車両にロータリーエンジンを載せる計画がありましたよね。ロータリーエンジン自体は外板もOKだし、他社システムとの融合もOKなんですね。
コンパクトな電動トランスミッションの中身は、THS(トヨタハイブリッドシステム)である。駆動用モーターと発電用モーターに動力分割機構を組み合わせた、シリーズパラレル方式のハイブリッドシステムということになる。
これがロータリーの未来 マツダのスポーツカーICONIC-SPに搭載される!? 2ローターロータリー エンジン | Motor-Fan[モーターファン]