マツダは、RX-VISIONのような2ドアを想定したサイドドアの構造に関する特許を取得しています。
マツダ、RX-VISIONのような2ドアを想定したサイドドアの構造に関する特許を取得
特許7476692 車両のサイドドア構造
この発明は、サイドドアガラスと、当該サイドドアガラスを上下方向に昇降させるウインドレギュレータユニットとを備えた車両のサイドドア構造に関する。
- 課題
サイドドアガラス前部を上下方向に案内する際、前端が尖った形状のサイドドアガラスであっても引っかかることがないとともに、サイドドアガラスの前部にスライダ取付け用の穴あけ加工等の二次加工を不要にすることができる車両のサイドドア構造の提供を目的とする。 - 解決手段
前端がサイドドアの前端に向けて車両前方かつ下方に傾斜する上端縁と上記サイドドアの前端に向う下端縁との交差部分であり、重心が前後方向中心よりも後方に位置するサイドドアガラスと、上記サイドドアガラスの車両前後方向中心よりも後方の上記サイドドアガラスに取り付けられたスライダ、及び上記サイドドアガラスの車両前後方向中心よりも後方のドア本体に取り付けられたアクチュエータを有し、上記サイドドアガラスを上下方向に昇降させるウインドレギュレータユニットと、上記サイドドアガラスの車両前後方向中心よりも後方の上記ドア本体に取付けられ、上記スライダを上下方向に案内するガラスガイドと、上記ドア本体の後部と上記ドア本体の前部とを車両前後方向に連結するインパクトバーと、上記サイドドアガラスの車両前後方向中心よりも前方、かつ上記サイドドアガラスの前端より後方となる前部寄りの位置で上記ドア本体の車室内側に取り付けられ、ベルトライン部から下方に向けて延びるブラケットと、基部が上記ブラケットに取付けられ、先端が上記サイドドアガラスの車室内面に当接する前部シール部材と、を備え、上記インパクトバーは、上記ブラケットに略同じ車両前後方向の位置において、全開状態の上記サイドドアガラスの上記上端縁よりも下方に上辺部が位置するように配置され、上記前部シール部材は、上記インパクトバーの上記上辺部に至る上下方向の長さで、上記ベルトライン部から下方へ向けて延びる形状に形成されたものである。
- 図1
- 図2
- 図3
- 図4
- 図5
- 図6
- 図7
- 図8
- 図9
7476692 | 知財ポータル「IP Force」(車両のサイドドア構造)
ロードスターもサッシュレスドアですが、三角窓が無い車となるとRX-VISIONとVISION COUPE、ICONIC SPなどのコンセプトカーくらいでしょうか。こうしたコンセプトカーのデザインを量産車に反映するための技術は、着々と開発(発明)されています。