マツダは、アダプティブヘッドライトの制御システムに関して特許を取得しています。
マツダ、アダプティブヘッドライトの制御システムに関して特許取得
特許7449472 ヘッドライト制御システム
本発明は、複数のLED光源を備えるヘッドライトを制御するヘッドライト制御システムに関する。
- 課題
カットオフ領域を再照射するときに、ドライバに与える負荷や注意配分の偏りの抑制と、カットオフ領域の速やかな再照射による安全性確保とを適切に両立することができるヘッドライト制御システムを提供することを目的とする。
*カットオフ領域:対象物が存在するためにヘッドライトの光を部分的に照射しないようにした領域 - 解決手段
ヘッドライト制御システムであって、車両の前方の複数の領域をそれぞれ照射する複数のLED光源を備えるヘッドライトと、車両の前方に存在する所定の対象物を検出する対象物検出装置と、対象物検出装置によって対象物が存在することが検出されたときに、ヘッドライトの複数のLED光源のうちで対象物が存在する領域を照射するLED光源を消灯し、この後に対象物検出装置によって当該対象物が当該領域に存在しないことが検出されたときに、消灯されたLED光源を点灯するように、ヘッドライトを制御するよう構成されたコントローラと、を有し、コントローラは、対象物検出装置によって対象物が存在しないことが検出されて、消灯されたLED光源を点灯するときに、当該LED光源の照射領域の位置に応じて、当該LED光源による輝度の変化率を変えるようにヘッドライトを制御するよう構成され、コントローラは、LED光源の照射領域の位置が、ドライバの視野の中心領域又は当該中心領域の外側の近傍領域に対応する第1領域に含まれる場合には、LED光源の照射領域の位置が、第1領域の外側にある第2領域に含まれる場合よりも、LED光源による輝度を小さな変化率で変化させるようにヘッドライトを制御するよう構成され、第1領域は、当該領域内において内側に位置する第3領域と、この第3領域の外側に位置する第4領域とを含み、コントローラは、LED光源の照射領域の位置が第4領域に含まれる場合には、LED光源の照射領域の位置が第3領域に含まれる場合よりも、LED光源による輝度を小さな変化率で変化させるようにヘッドライトを制御するよう構成されている、ことを特徴とする。
特許7449472 | 知財ポータル「IP Force」(ヘッドライト制御システム)
マツダは、ALH(アダプティブLEDヘッドライト)を多くの車種(グレード)で展開している点は強く推せるポイントです。
LEDをヘッドライトに使えるようになって、車のデザインにも影響が出ていますよね。ヘッドライトの存在感がないデザインが増えているようにも思うのですが…。
コメント
この特許の対象車両は、もしかして新型mazda2?なのでは。それと、イラストにある車両はセダン?。となると新型mazda3?。2なのか3なのかは別として、真上から見たイラストを見ると次世代のマツダデザインが見えてきます。アイコニックSPのデザインが今後のマツダのスタイルのヒントになるとマツダ関係者が言ってた事を思い出します。つまり、前後フェンダーを膨らませ、ドア付近でしぼりこんだデザインになるのを示唆している様にも見えます。