J.D. パワー、2023年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査結果を発表

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J.D. パワー、2023年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査結果を発表

J.D. パワーが、2023年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査結果を発表しています。マツダは、マスマーケットブランドで平均以下の5位でした。

J.D. パワー、2023年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査結果を発表

取り上げるのが、そうとう遅くなってしまいました…。

本調査の概要

年に一回、新車購入後2~13ヶ月経過したユーザーを対象に、自動運転支援をはじめとする各種機能・装備について、購入した新車の装備有無や利用上の不具合経験、利用評価、今後の意向等を捉えた調査。機能・装備毎の不具合経験と利用評価を元にエグゼキューションインデックスを算出。さらに、すべての機能・装備別エグゼキューションインデックスと装備普及率を元に、各ブランドがどれだけ迅速、効果的に新しい機能・装備を市場導入しているかを示す総合イノベーションインデックスを算出している。今回で3回目となる。

  • 実施期間:2023年5月~6月  
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:新車購入後2~13ヶ月経過したユーザー(18歳以上)
  • 調査回答者数:21,647

23の先進機能・装備

※印は2023年に新たに調査対象となった機能・装備

利便装備

デジタルルームミラー、車載ドライブレコーダー、顔認証※、指紋認証、グラウンドビューカメラ、ジェスチャーコントロール、リアシートリマインダー、降車時安全支援

安全・運転支援

自動運転支援、アクティブレーンチェンジアシスト、緊急時自動操舵支援、コーナリングスピードアシスト※、ダイレクトドライバーモニタリング※、フロントクロストラフィックワーニング、リモートパーキングアシスト、後退時衝突被害軽減ブレーキ

エネルギー/サステナビリティ

外部給電、充電スケジュール管理※、電気自動車エネルギーアシスタント、ワンペダルドライブ

インフォテインメント/コネクティビティ

ARディスプレイ、スマートフォンのデジタルキー、AIアシスタントを介した車外からの車両操作

主な調査結果

ブランド別総合イノベーションランキングはレクサスが初の1位

  • レクサスがブランド別総合イノベーションランキングで初めて1位を獲得した。このランキングは、先進機能や装備の充実度、所有者の評価に基づいて算出され、レクサスは各種機能の装備率が高まり、14ブランドの中で最も先進機能や装備が充実し、かつ利用者評価も最も高かった。

先進機能・装備の普及は継続的に進み、車両の先進化、高機能化が進む

  • 今年は、23の先進機能や装備に関する調査が行われました。前年の調査と比較可能な20の機能や装備のうち、14の項目で前年を上回る装備率が確認され、車両に搭載される先進技術や装備の種類や数が年々増加していることが示されました。装備率が高い項目は、「車載ドライブレコーダー」(70%)、後退時衝突被害軽減ブレーキ(41%)、自動運転支援(36%)などです。さらに、前年比で装備率の増加幅が大きかったのは、「リアシートリマインダー」(2022年:4%→2023年:8%)、アクティブレーンチェンジアシスト(2022年:1%→2023年:4%)、フロントクロストラフィックワーニング(2022年:1%→2023年:4%)などです。

性能や操作性が不完全な先進機能・装備は次回の装備意向も低調

  • 前年調査と比較可能な14の機能や装備に関する利用時の不具合指摘数平均は13.3PP100(車両100台当たり13.3箇所の不具合指摘数)でした。前年の11.9PP100に比べ増加しており、これは先進機能や装備を利用する上での不具合経験が増えていることを示しています。特に不具合指摘数が多かった機能や装備は、「ジェスチャーコントロール」(55.9PP100)、顔認証(36.5PP100)、ダイレクトドライバーモニタリング(23.4PP100)などでした。これらの機能や装備に対する再装備意向が低く、「必ず欲しい」と回答する割合は、「ジェスチャーコントロール」が6%、「顔認証」と「ダイレクトドライバーモニタリング」が18%でした。これらの結果から、機能の改善や装備の要否の見直しが必要であることが示唆されています。

若い年代を中心に、車載ナビからスマートフォンミラーリングへの機能置換が始まっている

  • J.D. パワーが実施したAPEAL調査では、ナビゲーション機能を利用する場合に好んで使うシステムについて調査されました。その結果、「車載ナビゲーションシステム」を利用する割合が79%となり、大半がこのシステムを好んでいることが分かりました。しかし、この割合は徐々に減少しており、代わりに「Android Auto/Apple CarPlay」を利用する割合が増加しています。特に39歳以下の年代層では、車載ナビゲーションシステムの利用率が減少し、Android Auto/Apple CarPlayの利用率が増加しています。アメリカでは、スマートフォンミラーリングの利用率が日本よりも高く、今後日本でもこのトレンドが進むかどうかが注目されています。

総合イノベーションランキング

ラグジュアリーブランド

マスマーケットブランド

 
2023年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査 | J.D. Power

 
マツダの先進安全技術であるACTIVSENSE(アイアクティブセンス)を紹介するページです。一時期は、先を競わんばかりに機能が追加になっていたような気もしますが、最近はすっかり落ち着いてしまって…新たな機能が追加あるいは、更新されたのにあまりアピールされていない、と思えてしまいます。

さらに言うと、商品改良のタイミングでも安全装備の追加や更新の動きがあまりないなとも…。

マツダは、自動運転技術を応用的に採用するのみなので、他社比較としては見劣りするのでしょうか…「Mazda Co-Pilot 2.0」が市場投入されると少しは評価が変わるでしょうかね? ただ、「ドライバー異常時対応システム(DEA)」と表向きの名称を変えてしまっているので、ユーザーと言えどもピンとこないかもしれないです。