マツダは、スペースフレーム構造を採用した2ドアスポーツカーの側部車体構造に関する特許を取得しています。
マツダ、2ドアスポーツカーの側部車体構造で特許取得
特許7359043 車両の側部車体構造
- 課題
排気装置(排気部材と排気管とのうち少なくとも一方)をフロアの側方に有する車体構造体の車幅方向外側に設けた場合においても、車両の拡幅を抑えることができる車両の側部車体構造の提供を目的とする。 - 解決手段
この発明は、車室空間の前縁を画定する隔壁の前方に搭載された内燃機関と、上記内燃機関からの排気が通過する排気装置と、上記車室空間の床面をなすフロアの側方にて車両前後方向に沿って延びる車体構造体と、上記車体構造体から車両上下方向に延びるピラーと、を備えた車両の側部車体構造であって、上記ピラーから車両前方に延びるフレーム部材は、前端が車両の前輪の後方において、スモールオーバーラップ衝突時に後退する上記前輪を受け止め可能に該前輪と車幅方向に重複する領域に設けられ、上記フレーム部材の車幅方向外方側かつ上記ピラーの前方側の領域に、上記排気装置が設けられたものである。
7359043 | 知財ポータル「IP Force」(車両の側部車体構造)
この発明の説明の中には、
車両には、排気装置を構成する排気系部材(例えば、排気処理用フィルタ、排気管或いはサイレンサなど)の少なくとも一部を、フロア下の車幅方向中央ではなくフロアよりも車幅方向外側(すなわち車両の車幅方向外側下部)に設けた構造が知られている。
このような構成を採用する狙いとして、車体レイアウト性を確保するケースと、車体の運動性能を重視するケースとに大別される。
前者のケースとしては、例えば、ハイブリット車やレンジエクステンダー車のように内燃機関とモータを併用するシステムを採用した車両において、例えばフロア下に配設したバッテリを避けるために排気系部材をフロア下のバッテリよりも車幅方向外側に設けた車両が知られている。
後者のケースとしては、例えば、スポーツカーのように、車体の中心寄りに重量物を配置するために、車両の車幅方向外側下部に比較的軽量な排気系部材を配置した車両が知られている。
とか、
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態の車両は、押出成形されたアルミ合金製の複数のフレームを連結して車体骨格をなす、所謂、スペースフレーム構造を採用するとともに、側方ドアが2ドアタイプのセンターピラーレス構造を採用したスポーツカーである。
本実施形態の車両は、押出成形されたアルミ合金製の複数のフレームを連結して車体骨格をなす、所謂、スペースフレーム構造を採用するとともに、側方ドアが2ドアタイプのセンターピラーレス構造を採用したスポーツカーである。
などと書かれています。