マツダは、2ドアスポーツカーを想定した車体構造に関する特許を取得しています。
マツダ、2ドアスポーツカーに関する特許を取得
特許7327175 車両の後部車体構造
この発明は、例えば、リヤサスペンションを支持するリヤサイドハウジングと、該リヤサイドハウジングよりも車両前方において車両前後方向に延びるサイドシルと、車両上下方向に延びるとともに下部が上記サイドシルに接合されるピラーと、を備えた車両の後部車体構造に関する。
- 課題
リヤサスペンションの支持剛性を確保できるとともに後突荷重をリヤサイドハウジング(剛性部材)からサイドシルとピラーとの結合体に効果的に伝達することができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。 - 解決手段
この発明は、リヤサスペンションのロアアームを支持するロアアーム支持部および上記リヤサスペンションのアッパアームを支持するアッパアーム支持部が設けられたリヤサイドハウジングと、該リヤサイドハウジングよりも車両前方において車両前後方向に延びるサイドシルと、車両上下方向に延びるとともに下部が上記サイドシルに接合されるピラーと、を備えた車両の後部車体構造であって、上記サイドシルおよび上記ピラーから成る結合体の後端と上記リヤサイドハウジングとを連結する、少なくとも上側フレームおよび下側フレームが車両上下方向に互いに離間して配設され、上記下側フレームは、車両後方に向かって車両内側へ位置するように傾斜する傾斜角が、上記上側フレームよりも大きく設定され、上記リヤサイドハウジングにおいて、上記下側フレームの後端が接合される下側接合部は、上記上側フレームの後端が接合される上側接合部よりも車幅方向内側に位置し、上記リヤサイドハウジングにおける少なくとも、上記下側接合部と上記上側接合部とが含まれる単一の部材により形成され、上記リヤサイドハウジングは、上記上側接合部を備えた上側縦壁部と、該上側縦壁部よりも車幅方向内側に離間した位置に有するとともに上記下側接合部を備えた下側縦壁部と、上記上側縦壁部と上記下側縦壁部とを連結するように車幅方向に延びる段部とを備え、少なくともこれら上側縦壁部と下側縦壁部と段部とが含まれる単一部材により形成されたものである。
この発明の説明には、スペースフレーム構造を採用した2ドアのスポーツカーを実施形態の一つに挙げている点が重要です。
本実施形態の車両は、押出成形されたアルミ合金製の複数のフレームを連結して車体骨格をなす、所謂、スペースフレーム構造を採用するとともに、側方ドアが2ドアタイプのセンターピラーレス構造を採用したスポーツカーである。このような車両の後部車体構造について、図1から図7を用いて説明する。但し、本実施形態の車両の後部車体構造は、左右対称形状であるため、車両右側の構造を中心に説明する。
特許7327176 | 知財ポータル「IP Force」(車両の後部車体構造)
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- 特許7327176 車両の後部車体構造
リヤサスペンションの支持剛性を確保できるとともに後突荷重をサイドシルに効果的に伝達することができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
マツダは、これまでも2ドアスポーツカーを想定した特許をいくつも出願・取得しています。すっかりタイミングを外した発明として日の目を見ないで終わってしまうのか、起死回生の一台として世の中に登場するのか…。
2ドアスポーツカーをハイライドしたクロスオーバー車…もはやスポーツカーではなくなるのかな? それとも現代的に解釈してくれるのかな? この先十数年くらい続く車として登場して欲しいから、多少の変化は許容しなくては(?)