マツダは、ロータリーエンジンの熱効率の改善を図る特許を取得しています。
マツダ、ロータリーエンジンの特許を取得
特許7305930 ロータリピストンエンジン
- 課題
一般に、エンジンの燃焼性ないし熱効率の改善のために、燃焼室の表面積/容積の比を小さくして冷却損失を低減することは知られている。しかし、ロータリピストンエンジンの場合、燃焼室の表面積/容積の比を小さくするだけでは、アドバンス点火及び着火遅れ期間の短縮を実現することは難しい。そこで、本発明は、ロータリピストンエンジンにおいて、アドバンス点火及び着火遅れ期間の短縮を可能にして、燃焼重心のアドバンス化による熱効率の改善を図る。
- 解決手段
ロータリピストンエンジンにおいて、所定の仮想火炎を定義し、この仮想火炎に基づいて、燃焼初期の壁面熱伝達が抑制されるようにロータのリセスを形成する。
【図1】本発明の実施形態に係るロータリピストンエンジンの概要を示す斜視図
特許7305930 | 知財ポータル「IP Force」(ロータリピストンエンジン)
この発明は、2018年に出願、2020年公開、そして、2023年に登録されました。実際にこの発明が使用されるのかは定かではないですが、発電機としてでもロータリーエンジンの復活に間に合うかのように特許として登録されました。

[特許]マツダ、ロータリーエンジンの特許を出願
マツダは、車両を駆動させるためのロータリーエンジンに関する特許を出願しています。
コメント
ロータリーエンジンって、いつの時代もローターハウジングを立てた搭載をしているのですが、ハウジングを横向き、すなわち寝かすことは出来ないのか?寝かせて排気も吸気もペリフェラルポートにし、吸気ポート直前にターボを付けて燃焼をリーン化させるみたいな!?勝手な設計図を描いてみました。とにかく、特許を取得しているという事は、夢はまだつながっているという事で、内燃機関オンリーの生産可能時期になんとか間に合って欲しいです。