マツダは、選択した設定対象を視覚的に容易に確認できる車両用操作入力装置および車両用操作入力方法についての特許を取得しています。
マツダ、タッチパネル式入力装置の特許を取得
特許7259508 車両用操作入力装置および車両用操作入力方法
- 課題
ある車載情報処理装置は、空調装置に関する設定項目を表示部に一覧で表示し、その設定項目に設定可能な選択項目を表示するため、1つの入出力装置の画面で空調装置の設定項目全体を容易に把握することができる。しかしながら、ある車載情報処理装置は、空調装置に関する設定項目を表示部に一覧で表示し、その設定項目に設定可能な選択項目を表示するため、誤って設定項目を選択しても気付かない虞がある。 - 解決手段
本発明の一態様にかかる車両用操作入力装置は、車両に搭載され、互いに異なる複数のレベルで所定の機能を奏する機器に対する入力を行う装置であって、表示部と、前記表示部の表示面における第1位置と対応付けられた操作面を持ち、前記操作面における、入力操作された第2位置を検出する入力位置検出部と、前記表示部を制御する表示制御部と、前記入力位置検出部で検出した第2位置に対応する第1位置に表示されている表示内容を、入力内容として取得する入力内容取得部とを備え、前記表示制御部は、設定対象を表す設定対象表示を前記表示内容として前記表示面の第1位置に表示し、前記入力内容取得部で前記入力内容として前記設定対象を取得した場合に、前記取得した設定対象を表す設定対象表示の周りに、前記複数のレベルそれぞれに対応し、設定されるレベルを表す複数のレベル選択表示を前記表示内容として前記表示面に表示し、前記表示制御部は、前記入力内容取得部で前記入力内容として前記設定対象を取得する前において、前記設定対象表示の周りに、前記複数のレベルそれぞれに対応し、現在、設定されているレベルを表す複数の設定レベル表示を前記表示内容として前記表示部に表示し、前記設定対象表示内に、設定対象を象徴的に表す図記号を表示する。好ましくは、上述の車両用操作入力装置において、前記複数のレベル選択表示は、それぞれ、当該レベルを表すレベル表示を含む。好ましくは、前記レベル表示は、当該レベルに応じた幅を持つ帯形状である。好ましくは、上述の車両用操作入力装置において、前記表示制御部は、前記入力内容取得部で前記入力内容として前記複数のレベルの中のいずれかのレベルを取得した場合に、有意な最小レベルのレベル選択表示から前記取得されたレベルのレベル選択表示までの第3表示態様と、前記取得されたレベルの次のレベルのレベル選択表示から最大レベルのレベル選択表示までの第4表示態様とを互いに異ならせる。
特許7259508 | 知財ポータル「IP Force」(車両用操作入力装置および車両用操作入力方法)
MX-30にあるようなタッチパネル式の入力装置をマツダは横展開していません。また、マツダ車として最新のCX-60のレビューでは、物理的に操作できるスイッチ類が残っていることを賞賛するレビューさえ見られます。こうした、タッチパネル式の入力装置が、電気自動車と先進的イメージやコストダウンなどと結びついて、一般的になってきています。好むと好まざるとにかかわらず、普及してしまうのでしょう。音声認識や音声フィードバックと一緒なら、まだ受け入れやすいと思うのですが、現実はそうではありません。
マツダ車の場合、ロータリーコマンダーとタッチパネルの相性が悪いと思うのですが、どう思いますか? 電気自動車では、操作系(HMI)が大きく見直されるのかなぁ。
[特許]マツダ、タッチパネルとその操作入力方法に関する特許を出願
マツダは、MX-30に採用したようなタッチパネルとその操作入力方法に関する特許を出願しています。