マツダは、ドライバーが車両を上手く操れている感覚を得られるサスペンションに関する特許を出願しています。
マツダ、ドライバーが車両を上手く操れている感覚を得られるサスペンションに関する特許を出願
特開2023-23471 車両のサスペンション装置
本発明は、車両のサスペンション装置に係り、特に、前輪を懸架するフロントサスペンションおよび後輪を懸架するリアサスペンションを備える車両のサスペンション装置に関する。
- 課題
旋回初期の転舵ロールを最小限に抑制することによって、操舵力および実舵角に対して滑らかな車両姿勢変化が発生するようにし、それにより、効果的に、運転者に車両を上手く操れていると感じさせることができる車両のサスペンション装置を提供する。 - 解決手段
本発明による車両のサスペンション装置1は、フロントサスペンション2が、キャスタ角τが+3°~+5°、キャスタトレールTが+20~+30mm、キングピン軸Kの地面Gとの交点GKがタイヤ接地中心GCより車幅方向内側にあり、ロアアーム8の下反角αが+2.8°~+7.2°であるジオメトリを有し、リアサスペンション3が、5本のリンク50、52、54、56、58を備え、仮想キングピン軸IKが後輪46のタイヤ接地中心GCの近傍で延びかつ-2°~0°で鉛直に延びるジオメトリを有する。
このサスペンションは、ダブルウィッシュボーン式です。
特開2023-23471 | 知財ポータル「IP Force」(車両のサスペンション装置)
特許(発明)の説明は、とかく難しくなると思いがちですが、なんとこの目的が「運転者に車両を上手く操れていると感じさせることができる車両のサスペンション装置を提供する」とは、何をしたいのかはよく分かるように思います。きっと難しめに言うと「運転者が人馬一体感を覚える」となるのかな?
SNSでサスペンション形式の話が目についていたので、この発明を取り上げてみました。