マツダは、Mazda3に見られるリヤスポイラと補助ランプとの組付け構造とその組付け方法で特許を取得しています。
マツダ、Mazda3のリヤスポイラと補助ランプとの組付け構造などで特許を取得
特許7196555 リヤスポイラと補助ランプとの組付け構造、および組付け方法
この発明は、車体の後部に配置されるリヤスポイラと、該リヤスポイラに対して一体に組付けられるハイマウントストップランプ等の補助ランプとを備えた、リヤスポイラと補助ランプとの組付け構造、および組付け方法に関する。
- 課題
リヤスポイラと補助ランプとを上下方向の係合により一体に組付ける構成において、リヤスポイラの上下方向の厚みを短縮化することができる、リヤスポイラと補助ランプとの組付け構造、および組付け方法の提供を目的とする。 - 解決手段
車体の後部に配置されるリヤスポイラと、該リヤスポイラに対して一体に組付けられる補助ランプとの組付け構造であって、上記リヤスポイラの上下方向における、上記補助ランプが対向する対向面には、該補助ランプと係合するスポイラ側上下方向係合部が設けられ、上記補助ランプには、上記スポイラ側上下方向係合部と上記上下方向に係合するランプ側上下方向係合部が設けられ、上記リヤスポイラの上下方向における、上記補助ランプとの対向面には、該対向面から上記リヤスポイラの内部へ凹んだ凹部が設けられ、上記ランプ側上下方向係合部は、上記スポイラ側上下方向係合部に対して前後方向の一方側から他方側へ相対移動させる係合動作によって上下方向に係合可能に構成し、上記ランプ側上下方向係合部は、上記スポイラ側上下方向係合部に係合時に、上記凹部の内部に配設され、上記リヤスポイラには、上記補助ランプと前後方向に係合するスポイラ側前後方向係合部が設けられ、上記補助ランプには、上記スポイラ側前後方向係合部と前後方向に係合するランプ側前後方向係合部が設けられ、上記係合動作による、上記ランプ側上下方向係合部と上記スポイラ側上下方向係合部との上下方向の係合時に、上記スポイラ側前後方向係合部と上記ランプ側前後方向係合部とが、前後方向に係合する構成とし、上記スポイラ側前後方向係合部は、前後方向において上記スポイラ側上下方向係合部と相反する方向に突設するとともに、撓み変形可能に形成され、上記係合動作時に、上記スポイラ側前後方向係合部を上記ランプ側前後方向係合部によって上下方向に撓み変形させる付勢部を、上記スポイラ側前後方向係合部と上記ランプ側前後方向係合部とのうち、少なくとも一方に形成し、上記スポイラ側上下方向係合部と上記ランプ側上下方向係合部との上下方向の係合時に、上記付勢部による付勢が解除され上記スポイラ側前後方向係合部と上記ランプ側前後方向係合部とが前後方向に係合する構成としたものである。
この発明によれば、リヤスポイラと補助ランプとを上下方向の係合により一体に組付ける構成において、リヤスポイラの上下方向の厚みを短縮化することができる。
特許7196555 | 知財ポータル「IP Force」(リヤスポイラと補助ランプとの組付け構造、および組付け方法)
設計者としては特許としてカバーすべき所はきちっと書きたいのでしょうけど、構造や解決手段の説明が長くて半笑いになってしまいました。
特許の記事を書く度に、1台の車のフルモデルチェンジにどれだけ多くの発明(特許)が必要なのかと思わされます。