マツダは、視線をメーター表示部から直上に誘引することができる車両用メーターの特許を出願しています。
マツダ、視線誘導できるメーターに関する特許を出願
特開2022-184351 車両用メータ装置
本発明は、車両用メータ装置に関し、特に、ディスプレイパネルを備えるメータ装置に関する。
- 課題
少なくとも車幅方向の中央部分がフラットパネルディスプレイで構成されたメータ表示部を有しながら、運転者の視線をメータ表示部から直上に誘引することができる車両用メータ装置を提供する。 - 解決手段
LCDからなるメータ表示部161は、オブジェクト161a〜161cを表示可能である。枠体162は、メータ表示部161の外周縁に当接した状態でその周りを囲み、運転席側に向けて延びるように設けられている。枠体162は、メータ表示部161の上方において、左壁部162aと右壁部162bと中央壁部162cとを有する。中央壁部162cは、下側の壁面が、車幅方向の中央部が両脇よりも上凸となるように湾曲し、左壁部との境界である左稜線と右壁部との境界である右稜線との間隔が運転席側へ行くのに従って漸次拡がり、且つ、運転席側へと行くのに従って下方から上方に位置するように傾斜して形成されている。
どして、このような発明が必要になるのか、ピンとこなかったのですが、こういうことなのですね。
車両走行中の安全性を確保するという観点からは、メータ装置を注視していた運転者の視線を直上に誘引して、フロントウインドシールドを通して車両前方に視線を戻すことが必要である。
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しかしながら、近年の車両では、液晶ディスプレイを始めとするフラットパネルディスプレイでメータ表示部が形成されたメータ装置が普及してきている。このようなメータ装置では、走行状況等によって表示部に表示されるオブジェクトが適時に変化するため、アナログ式のメータを用いたメータ装置のように光反射性を有するリング部材を取り付けることができない。
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本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、少なくとも車幅方向の中央部分がフラットパネルディスプレイで構成されたメータ表示部を有しながら、運転者の視線をメータ表示部から直上に誘引することができる車両用メータ装置を提供することを目的とする。
しかしながら、近年の車両では、液晶ディスプレイを始めとするフラットパネルディスプレイでメータ表示部が形成されたメータ装置が普及してきている。このようなメータ装置では、走行状況等によって表示部に表示されるオブジェクトが適時に変化するため、アナログ式のメータを用いたメータ装置のように光反射性を有するリング部材を取り付けることができない。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、少なくとも車幅方向の中央部分がフラットパネルディスプレイで構成されたメータ表示部を有しながら、運転者の視線をメータ表示部から直上に誘引することができる車両用メータ装置を提供することを目的とする。
特開2022-184351 | 知財ポータル「IP Force」(車両用メータ装置)
最小の条件からすると、第7世代スモール商品群にも適用できるような内容ですね。ただ、メーターの意匠や形状を変更するのは、おそらくフルモデルチェンジ相当の変更のタイミングでしょうから、採用するとしても次世代でしょうかね。
ところで、マツダは、他社のようにメーターをタブレットのような板状にする気はないのでしょうか? 日除けが付いたデザインが古臭く見られるようになってくるでしょうし…いつかは、あぁなるのかな?
[特許]マツダ、全面液晶メーターの特許を出願
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