先日、「マツダ統合報告書2022」が発行されました。その中にある主要商品ラインナップの販売台数を1年前に公開されたサステナビリティレポート2021と比較してみました。
マツダ主要商品ラインナップのグローバル販売台数について
統合報告書
今回、新たに発行された「統合報告書」について、リリースの中でこのように説明しています。
本報告書では、当社の中長期視点の経営方針や、ESGに基づく社会課題の解決に向けた取り組み、その背景にある考え方などを包括的に掲載しています。また、「ひと中心」の思想のもと、「ものづくり」と「つながりづくり」を通じて生み出す独自価値創造の考え方についても、株主や投資家をはじめとするステークホルダーの皆さまにご理解いただける内容としました。
主要商品ラインナップのグローバル販売台数
2020年度のグローバル販売台数
サステナビリティレポート2021にある主要商品ラインナップのグローバル販売台数です。
2021年度のグローバル販売台数
そして、マツダ統合報告書2022にある主要商品ラインナップのグローバル販売台数です。何故かBT-50が無くなり、CX-50とCX-60が追加になっています。
さて、この1年間の変化をまとめると、下の表になります。千台単位での集計だと思われるので下三桁は気にしないようにしましょう。
2020年度 | 2021年度 | 変化 | |
---|---|---|---|
MAZDA2 | 88,000 | 87,000 | ▲1,000 |
MAZDA3 | 243,000 | 23,0000 | ▲13,000 |
MAZDA6 | 82,000 | 61,000 | ▲21,000 |
CX-3 | 65,000 | 61,000 | ▲4,000 |
CX-30 | 193,000 | 213,000 | 20,000 |
CX-4 | 49,000 | 17,000 | ▲32,000 |
CX-5 | 375,000 | 388,000 | 13,000 |
CX-8 | 31,000 | 28,000 | ▲3,000 |
CX-9 | 55,000 | 61,000 | 6,000 |
MX-30 | 16,000 | 16,000 | 0 |
ロードスター | 23,000 | 26,000 | 3,000 |
全体で74,000台減り、42,000台増えていますので、トータルでは32,000台減っています。
減少が最も激しいのがCX-4の▲32,000台です。中国なので外的要因が多いこともあるでしょうが、車自体が古くなっていることは否めません。そして、最も増加したのがCX-30の20,000台です。Mazda3の減少をカバーした上でさらに余剰があるとは…。そして、マツダの大黒柱であるCX-5も13,000台増やしています。クロスオーバーSUVに頼りたくなる気持ちも分かります。
MX-30ってロードスターよりも売れていないんですね(汗)。
コネクティッドサービスを利用できない車種がいまだに残っているのは、問題があるのではないかと…。