[特許]マツダ、ロータリーエンジンの特許を取得

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マツダは、燃費改善を図りつつ加速応答性とインジェクタの配置スペース確保とを両立可能なロータリーエンジンに関する特許を取得しています。

マツダ、ロータリーエンジンの特許を取得

特許7177390 ロータリピストンエンジン

本発明の目的は、燃費改善を図りつつ加速応答性とインジェクタの配置スペース確保とを両立可能なロータリピストンエンジンを提供することである。

  • 課題
    第1吸気ポートのリーディング側領域に形成されて閉口時期が遅い第2吸気ポートを備えた吸気遅閉じ機構は、十分な作動室内圧を確保できないため、第2吸気ポートを第1吸気ポートから過剰にリーディング側へ離隔させることは燃焼性の観点から困難である。それ故、吸気遅閉じ機構を装備したロータリエンジンでは、第1吸気ポートと第2吸気ポートとの間に形成される空間が狭く、デリバリパイプの組付作業性が悪い上、インジェクタの配置スペースを確保することが難しい。
  • 解決手段
    請求項1のロータリピストンエンジンは、クランク軸回りに回転可能なロータと、このロータの外周を囲むロータハウジングと、前記ロータのクランク軸方向両側に配設され且つ前記ロータ及びロータハウジングと協働して作動室を形成する1対のサイドハウジングとを備えたロータリピストンエンジンにおいて、前記クランク軸に対する径方向外側から吸気作動室を指向するように前記1対のサイドハウジングのうちの一方のサイドハウジングに隣り合うように形成された第1吸気ポート及びこの第1吸気ポートよりもリーディング側に配置されて閉口時期が遅い第2吸気ポートと、前記一方のサイドハウジングに配設されて前記第1,第2吸気ポートに燃料を供給可能な1又は複数のインジェクタとを有し、
    前記第1,第2吸気ポートは、これらのポート開口が近接配置されると共にクランク軸直交断面におけるポート軸心間距離が上流側程離隔するように形成され、前記1又は複数のインジェクタのうち第1インジェクタは、前記第1,第2吸気ポート間に配置され、前記第1インジェクタの噴口は、前記第1吸気ポートのポート開口近傍位置に前記第1吸気ポートを指向するように形成され、クランク軸直交断面における短軸方向において前記第1,第2吸気ポートと同じ側に設けられた排気ポートを有し、前記第1吸気ポートが、前記第2吸気ポートよりも前記排気ポートに近い位置に配置され、前記第2吸気ポートに燃料を供給可能な第2インジェクタを有し、前記第2インジェクタは、前記短軸に対して前記排気ポート側と反対側位置に配置されたことを特徴としている。

 
特許7177390 | 知財ポータル「IP Force」(ロータリピストンエンジン)

 
先月もロータリーエンジンの特許を取得していました。まずは、来年に1月にMX-30 R-EVにロータリーエンジンが復活搭載されますが、この発明は、そのエンジンと関係があるのでしょうかね。

e-SKYACTIV R-EVについて、レンジエクステンダー用エンジンとしてロータリーエンジンを推しまくってもピンとこない人達もいるかも知れないですね。(スペック的に微妙ということもあり)SPCCIの凄さをアピールできていないように見えるので、一般的によく刺さる利点を前面に押し出せると、e-POWERのように売れるかもしれないです。R-EVよりもR-HEVに期待しているのは、前言のとおりです。

マツダ
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