マツダの動画に登場した「ビジョンスタディモデル」について、楽しい車を目指すブランドの姿勢を示すためのものであると欧州マツダがコメントしています。
ビジョンスタディモデルはブランドの姿勢を示すもの
2030年マツダの約束
ちょうど「中期経営計画アップデートおよび2030年経営方針説明会」の動画の後半部分を切り出して、2030 MAZDA PROMISE (マツダの約束)として公開されました。この動画に「ビジョンスタディモデル」が登場します。
欧州マツダのコメント
欧州マツダの商品開発・技術責任者であるヨアヒム・クンツ氏の話がオートカーに掲載されています。まず、MX-5(ロードスター)の立ち位置について次のように話しています。
「MX-5はわたし達のブランドの象徴であり、常に特別な扱いを受けています。今のところ、このサイズとコンセプト、そして内燃機関によって、このクルマは永遠に存在し続けるように思われます。もちろん、いつかは電動化しなければなりませんが、この純粋なコンセプトは保ちたいのです」
さらには、MX-5(ロードスター)は、モデルライフが10年以上になることは問題ではいとしています。
そして、マツダの広報担当者は、「ビジョンスタディモデル」は、2015年に公開された「RX-VISION」と同様に楽しいクルマを目指すブランドの姿勢を示すためのものであると述べています。
ただ、RX-VISIONやVISION COUPEのように、ある世代のデザインに影響を与えるようなモデルではないと思われます。
ビジョンスタディモデルと特許のちょっとした共通点
動画キャプチャーです。ビジョンスタディモデルのフレームの構造が、アルミ製スペースフレーム構造をもつスポーツカーのそれにちょっとだけ似ています。ちょっとだけですけどね(汗)。
こちらが、特許の説明図です。フロントからリアにかけて中央にY字のフレームが通っています。
そして、ビジョンスタディモデルの内部構造も…Y字のフレームがあります。
おまけ。ビジョンスタディモデルはリトラクタブルヘッドライト
動画をスロー再生してみたら、ヘッドライトが少しだけですが、浮いているように見えます。これをリトラクタブルヘッドライトと呼んでいいのか…ヘッドライトが閉じたところを見ていないので…なんとも言えないですけど。
それと、ちゃんとシグネチャーウィングもあるんですね。
マツダ、ロードスターは「別枠」 未来のスポーツカー「ビジョンスタディモデル」 EV戦略見直しへ(AUTOCAR JAPAN) – Yahoo!ニュース